長年愛用してきた愛車から異音がすると、不安になりますよね。特にハンドルを切るたびに「カチカチ」という音がする場合、何らかの部品の劣化や不具合が原因である可能性が高いです。この記事では、よくある原因とその修理の必要性、費用感について具体的に解説します。
カチカチ音が出る状況からわかる主な原因
ハンドルを切ったときにフロントから「カチカチ」音がする場合、最も多い原因はドライブシャフトの劣化です。特に、等速ジョイント(CVジョイント)のグリスが漏れていたり、ブーツが破れていると、異音が出やすくなります。
この症状は、走行中ではなく、低速でのカーブや車庫入れ時、バック時などステアリングを大きく切ったときに顕著に現れます。
その他に考えられる異音の原因
- スタビライザーリンクの緩み・摩耗
- タイロッドエンドのガタつき
- サスペンションマウントの劣化
- ハブベアリングの損耗
これらはいずれも年数や走行距離によって劣化する消耗品です。整備士による点検を受けることで、的確な原因特定が可能です。
修理の必要性と放置するリスク
もしもCVジョイントが原因であれば、放置していると走行中に異常振動や、最悪の場合シャフトが破損する危険性があります。これによりハンドル操作不能や走行不能となる恐れがあるため、早期の点検と修理が重要です。
また、サスペンションや足回り系の異音も安全性に関わる部位なので、安心して運転するためには無視できない問題です。
修理にかかる費用の目安
修理箇所 | 想定費用(税込) |
---|---|
CVジョイントブーツ交換(片側) | 8,000〜15,000円 |
ドライブシャフト交換(リビルト品) | 20,000〜40,000円 |
スタビリンク交換 | 5,000〜12,000円 |
タイロッドエンド交換 | 6,000〜15,000円 |
※工賃込みの一般的な相場であり、車種や整備工場によって異なります。
点検・修理のすすめと整備工場の選び方
異音の原因は複数の部品に分かれているため、自己診断が難しいこともあります。ディーラーや認証工場、カー用品店併設のピットなどで点検を依頼すると良いでしょう。
特に17年以上経過した車両の場合、複数の箇所が同時に劣化していることも珍しくありません。安全のためにも、一度しっかりとした点検を受けることをおすすめします。
まとめ:小さな異音も見逃さず、安全なカーライフを
ハンドル操作時の「カチカチ」音は、ドライブシャフトやサスペンション周りの劣化によるサインであることが多いです。放置すれば重大なトラブルに繋がる可能性もあるため、早めの点検と対処が肝心です。安全で快適なカーライフを続けるためにも、異音がしたらすぐに専門家のアドバイスを受けましょう。
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