クルマ選びで重要なポイントの一つが「内装のデザインと質感」。とくにDセグメントセダンとなると、車内空間の上質さやブランドの個性がより一層問われます。本記事では、メルセデス・ベンツ、アウディ、BMW、レクサス、ジャガー、アルファロメオ、ボルボといった7つの代表的なブランドのDセグメントセダンを対象に、内装のデザイン性・質感・快適性などをランキング形式で比較・解説します。
第1位:メルセデス・ベンツ Cクラス
新型Cクラスの内装は、Sクラス譲りの大型ディスプレイとアンビエントライトが特徴。ドライバー中心の設計ながら、助手席にも高級感が行き届いています。レザーやウッドの質感も文句なしで、圧倒的な「プレミアム感」が漂います。
実際に乗車したユーザーからも「高級ホテルのよう」「これが本当にCクラスなのかと思った」という声も多く聞かれます。
第2位:アウディ A4
アウディのインテリアは「機能美」が最大の魅力。水平基調のデザインにより、広々とした印象を与えつつ、マテリアルの統一感も素晴らしい。シンプルなのに飽きがこないのはさすがアウディ。
特にバーチャルコックピットの完成度は非常に高く、視認性と先進性を両立させています。
第3位:ボルボ S60
北欧デザインの真骨頂ともいえるのがボルボのインテリア。天然素材の使用や温かみのあるカラーリングが特徴で、他ブランドとは一線を画す「癒し系の高級感」が魅力です。
スウェーデン家具を思わせるようなミニマルなデザインと人間工学に基づいたシート設計も評価ポイント。
第4位:レクサス IS
日本ブランドとして存在感を放つレクサスISは、職人技が光る細部の仕上げが印象的。L字型のコックピットや質感の高いスイッチ類など、機能美と高級感のバランスが取れています。
ただし、インフォテインメントシステムはやや操作性に難があり、欧州勢と比較すると少し古さが残る点も。
第5位:BMW 3シリーズ
BMWのインテリアは、運転重視の機能的な設計が特徴。ドライバーを中心にしたレイアウトやiDriveによる直感的な操作性は高く評価されています。ただ、デザイン性より実用性を優先しているため、やや「質実剛健」な印象。
シートや内装素材も質は高いですが、CクラスやA4に比べて「遊び」が少ない点が順位に影響しています。
第6位:アルファロメオ ジュリア
イタリア車らしい情熱的なデザインが光るジュリア。内装にもレザーやカーボン調パネルなどが使われ、スポーティかつラグジュアリーな印象があります。
ただし、操作系統の配置やディスプレイの解像度など、細かい点では他ブランドにやや劣る部分があるためこの順位に。
第7位:ジャガー XE
英国車として洗練された内装デザインを持つXEですが、近年のモデルでは他ブランドに比べて先進性がやや弱く感じられる傾向があります。素材や質感には高級感があるものの、インパクトに欠けるのが惜しいポイント。
「渋さ」を好む方には魅力的ですが、万人受けという点ではやや弱めかもしれません。
ランキングまとめと選び方のヒント
- 高級感で選ぶなら:メルセデス・ベンツCクラス
- 先進的な機能美:アウディA4
- 癒しとナチュラル志向:ボルボS60
- 日本品質と安心感:レクサスIS
- ドライビング重視:BMW 3シリーズ
- 個性派・デザイン重視:アルファロメオジュリア
- 英国的な渋さ:ジャガーXE
最終的な選択は「どの価値観を重視するか」によって変わります。ショールームで実車の内装を見て、触って、乗ってみることをおすすめします。
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