アルミホイールのガリ傷は自分で直せる?ヤスリとピカールによる補修方法と注意点

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車を縁石に擦ってしまったなど、うっかり付けてしまったアルミホイールのガリ傷。見た目が悪くなるだけでなく、放置すると腐食の原因にもなります。この記事では、市販の工具を使って手軽にできる補修方法と、その際の注意点について詳しく解説します。

■アルミホイールのガリ傷は放置しないほうが良い理由

小さなガリ傷でも、塗装が剥がれて金属部分が露出すると、雨や融雪剤によって腐食(白錆び)につながる可能性があります。

また、タイヤを交換する際などにホイールの価値が下がる原因にもなるため、美観と資産価値の両面からも早めの対応が理想です。

■ヤスリとピカールを使った簡易補修の流れ

市販されている「耐水ペーパー(#400〜#2000)」と「金属磨き剤(ピカールなど)」を使って傷を目立たなくすることが可能です。

以下は基本的な作業手順です。

  • ① 傷周辺を洗浄し、砂や油分を取り除く
  • ② 耐水ペーパーで優しく段差を均す(#400〜#800程度)
  • ③ 目が細かいペーパー(#1000〜#2000)でさらに仕上げる
  • ④ ピカールで金属表面を磨き、光沢を戻す

※注意:削りすぎるとホイール全体のバランスが崩れる恐れがあるため、研磨は慎重に。

■自分で補修できる範囲と限界

浅い擦り傷や塗装面の傷なら、自分での補修で十分見た目を回復できます。

一方、アルミ地金が変形していたり、深く抉れている場合は、専門業者での補修や再塗装が必要になるケースもあります。

例:5mm以上削れてバリが出ている場合や、ホイールのリムが歪んでいるような状態はDIY補修の限界を超えています。

■おすすめの補修アイテムとその選び方

市販の「ホイール補修キット」には、補修用パテ・塗装スプレー・クリア剤などが一式入っており、初心者にも扱いやすいのが特徴です。

ピカールやコンパウンド系は「アルミ対応」「微粒子タイプ」のものを選ぶと、仕上がりがきれいになります。

ヤスリは「耐水ペーパー」「スポンジタイプ」のものが扱いやすく、局面にもフィットします。

■プロに頼むべきか迷ったら?

自分で直したあとに「やっぱり目立つ」「不安が残る」という場合は、専門業者に依頼するのが確実です。

料金は1本5,000〜15,000円程度が相場で、色合わせや仕上げがプロ品質で行われます。

特に輸入車や高額ホイールの場合は、再塗装によってリセールバリューの低下を防げる点でも検討の価値があります。

■まとめ

アルミホイールの軽度なガリ傷は、ヤスリとピカールを使うことである程度目立たなくすることが可能です。作業はあくまで軽度の傷限定で、深い傷や変形はプロの手を借りるのが安全です。

放置せず早めにケアすることで、愛車の見た目と資産価値をしっかり守りましょう。

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