旅バイクとしての最適解は?TMAX560テックマックスとトレーサー9GT+を徹底比較

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快適なツーリングバイクを選ぶ際、スクーター型のTMAX560テックマックスとスポーツツアラー型のトレーサー9GT+は、どちらも魅力的な選択肢です。本記事では両車の特性を比較し、旅バイクとしてのおすすめポイントを紹介します。

走行性能とエンジン特性の違い

TMAX560テックマックスは並列2気筒のCVTモデルで、都市部でも扱いやすいスムーズな加速と静粛性が特徴です。一方、トレーサー9GT+は888ccの3気筒エンジンを搭載し、力強いトルクとスポーティなフィーリングを兼ね備えています。

高速道路での巡航や山道でのワインディングを楽しみたい場合、トレーサー9GT+の方がライディングプレジャーが強く感じられるでしょう。

長距離ツーリングでの快適性

TMAXはスクーターならではのステップスルー構造と大きなシートが特徴で、ライディング姿勢が直立に近く、腰や手首への負担が少ない点が魅力です。加えて、電動スクリーンやグリップヒーター、クルーズコントロールも装備されており、長距離移動にも対応。

対してトレーサー9GT+はアジャスタブルスクリーンや前後セミアクティブサスペンション、フルカラー液晶メーターなどを備えており、より本格的なツアラー装備が整っています。

積載性と装備の違い

積載面では、トレーサー9GT+は標準でサイドケースを装備(容量22L×2)、タンデム時の荷物も十分に対応可能です。TMAXはラゲッジスペースがシート下のみ(約32L)なので、追加でリアボックス装着が前提になることも。

装備面では、どちらもスマートキー・電子制御装備が豊富で、利便性は十分。ただし、ナビ連携や高度な電子制御サスペンションなどの“旅装備”はトレーサー9GT+に軍配が上がります。

取り回しと足つき性

両車とも足つきは良好(シート高TMAX:800mm/トレーサー9GT+:810〜825mm可変)で、身長172cmであれば両車とも安心して乗れるはずです。

TMAXは重心が低く、取り回しが軽く感じられる点が初心者にも好まれます。対してトレーサーはハンドル切れ角も十分で、取り回しに不安は少ないものの、若干の慣れは必要かもしれません。

価格とコストパフォーマンス

価格はTMAXテックマックスが約160万円前後、トレーサー9GT+が約165万円前後(2025年時点・税込)。価格差はわずかですが、トレーサーの方が排気量・装備内容から見てコストパフォーマンスは高いという意見もあります。

ただし、維持費や燃費はTMAXの方がやや有利。街乗りを含めた利用を重視する方はTMAXが向いているかもしれません。

まとめ:どちらを選ぶべきか?

旅バイクとしての快適性と積載性、装備の充実度で選ぶなら、トレーサー9GT+が優勢です。よりライディングの楽しさや高機能装備を求める方にぴったりです。

一方、街乗りとツーリングを両立したい、スクーターならではの操作性やスタイルを重視したい方には、TMAX560テックマックスも有力候補となるでしょう。

どちらを選んでも旅が楽しくなる1台であることは間違いありません。

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