バイク用インカム「ビーコムワン（B+COM ONE）」を使ってAndroidスマートフォンとペアリングし、YouTubeなどのメディア操作を行う際に、「再生ボタンが効かない」「停止はできるが再生できない」という不具合に直面するユーザーがいます。この記事では、その原因と対処法について詳しく解説します。
よくある症状とその背景
多くのユーザーが報告しているのは、ビーコムの再生ボタンが停止信号としてのみ反応し、再生信号として機能しないという現象です。
これは、Android端末側のBluetoothプロファイルや接続モードに起因する場合があります。また、YouTubeアプリ自体が標準的なメディアキー操作を一部無視している可能性もあります。
解決策1：Bluetooth設定を確認する
まず、スマホのBluetooth設定からビーコムが正しく「メディアオーディオ」として認識されているかを確認しましょう。
- 設定 → 接続済みのデバイス → 対象のB+COMをタップ
- 「メディアオーディオ」が有効になっているか確認
もし「通話オーディオ」のみになっていた場合、再生・停止コントロールが制限される可能性があります。
解決策2：ビーコムの再起動と再ペアリング
Bluetooth機器の接続不具合は、再ペアリングで解決するケースが多いです。
- ビーコムの電源を一度オフ
- スマホ側のBluetooth設定からペアリング解除
- スマホを再起動
- 再度ビーコムをペアリング
この手順で、スマホとのプロファイル認識が改善されることがあります。
解決策3：YouTube以外のアプリで検証してみる
YouTubeアプリは、再生・停止コマンドを正常に処理しないことがあります。SpotifyやGoogle Podcast、標準の音楽再生アプリなどでビーコムの再生・停止が動作するか確認してください。
他のアプリでは正常に機能する場合、YouTubeアプリ側の制限やバグが原因である可能性が高いです。
解決策4：B+COM U アプリの設定を確認
ビーコムユーザー向けアプリ「B+COM U」を使っている場合は、アプリ設定でコントロール系の割当が変更されていないか確認しましょう。アップデートによって動作仕様が変わることもあるため、最新バージョンへの更新も重要です。
解決策5：ビーコムファームウェアの確認と更新
まれに、ファームウェアのバグでBluetooth操作が正しく反映されない場合もあります。ビーコム公式サイトで最新版のファームウェアが配布されているか確認し、更新することで問題が解消される可能性もあります。
まとめ：再生できない時の基本は「設定と再接続」から
ビーコムワンがAndroid端末で停止操作はできても再生ができない場合、まずBluetoothの接続設定を見直し、再ペアリングを試すことが重要です。また、再生アプリによっては動作しない仕様の可能性もあるため、他のアプリでの動作検証もおすすめです。
それでも解決しない場合は、公式サポートへの問い合わせや、ビーコムUアプリでの設定チェック、ファームウェア更新を検討しましょう。
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