かつてのホンダの名車、インテグラDC2タイプR。多くのクルマ好きにとって憧れの1台ですが、3ドアクーペに加えて4ドアセダンの設定も存在します。4ドアのDC2は「邪道」なのか?それとも実用的な選択肢なのか?本記事ではそのリアルな実情と、20代前半が所有する際の維持費も詳しく解説します。
インテグラDC2タイプRとはどんなクルマ?
DC2型インテグラタイプRは1995年に登場した、ホンダ渾身のFFスポーツカーです。B18C型VTECエンジンは最高出力200psを誇り、当時としては世界最高峰のNA FFとされていました。
ボディは3ドアと4ドア(セダン)の2タイプがあり、前者が王道とされがちですが、実際には4ドアも希少性・実用性の両面で高評価を受けつつあります。
4ドアDC2の特徴と魅力
4ドアセダンのタイプR(通称:DB8)は、3ドアと同じエンジン・足回りを備えながらも後部座席の利便性を兼ね備えています。家族や友人を乗せるシーンが多い方には最適な選択です。
実際にDC2セダンを選ぶ人は「通好み」や「走りと実用性のバランス」を評価する傾向が強く、今や3ドアよりも玉数が少なく希少価値が高まってきています。
4ドアDC2に対する評判や“批判”は?
ネット上では「タイプRは3ドアこそ本流」という意見も見られますが、4ドアを選んだからといって“批判”を受けるケースは実際には非常に稀です。
むしろ同じ走行性能でありながら中古相場が3ドアより抑えられている場合があり、コストパフォーマンス重視の選択肢として受け入れられています。
20代前半が所有した場合の維持費は?
DC2タイプRは年式が古いため、維持にはそれなりの費用がかかります。以下は代表的なコスト項目です。
- 自動車税:およそ39,500円(1.8Lエンジン)
- 任意保険:20代前半・スポーツカー枠で年間15万〜25万円程度
- 車検:10万円前後(状態による)
- 燃料費:ハイオク指定・街乗りでリッター9〜11km
さらに純正部品の希少化に伴い、修理・メンテナンス費が高額化している点にも注意が必要です。
購入前にチェックしておきたいポイント
購入検討時は以下の点に気をつけましょう。
- エンジン(B18C型)の異音・オイル漏れの有無
- トランスミッションやLSDの状態
- サビや下回りの腐食
- 改造歴(吸排気・ECUなど)
特にノーマル状態を保っている個体は資産価値も維持しやすいため、長期保有を考えているなら状態重視で選ぶのがおすすめです。
まとめ:4ドアDC2は“あり”どころか賢い選択
DC2インテグラタイプRの4ドア仕様は、確かに主流ではないものの、決して“妥協”ではありません。実用性を保ちつつ、本物の走りを味わえる隠れた名車です。
維持費面ではやや覚悟が必要ですが、車を「楽しみたい」20代にはむしろ大いにおすすめできる選択肢です。自分のライフスタイルと照らし合わせて、納得のいく1台を見つけてください。
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