バイクでの“後退”はどうしてる?跨ったままvs降りて押す、それぞれの実践とエンジン始動のタイミング

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大型バイクや重心が高めの車種では、意外と「バイクを後退させる」場面が悩みどころ。特に傾斜地や駐輪場などでは、どのように下がるかが重要です。本記事では、実際のバイク乗りの習慣や体験談を交えながら、後退動作とエンジン始動の順番について詳しく解説します。

跨ったままツンツンと後退する方法

これはもっともよく使われる後退スタイルで、跨ったままつま先で地面を蹴ってバックします。サイドスタンドを払った後、安定した体勢で少しずつ車体を後ろへ動かすやり方です。

特に中型・軽量バイクでは一般的な動作で、信号待ちでの停車修正や車庫内での微調整にも活用されています。重心を低くしながら動かすのがポイントです。

降りてハンドル+後部を押して後退する方法

大型車やローシート車で足つきが不安な場合や、地面の傾きがある場合には、バイクを一度降りてから後ろに回り、荷台やタンデムシート横を支点に押し下げる形でバックします。

この方法では両足がしっかり地面につくため、重たいバイクでも比較的安全に取り回せます。ハンドルをやや切りながら押すと、狭い駐輪スペースでもスムーズに操作できます。

エンジンはいつ始動する?前か後か?

多くのライダーは「後退を終えてからエンジンをかける」派。理由は、エンジン始動中の振動が取り回し時の不安定さにつながるからです。

特に降りて押す場合は誤作動防止の意味でもエンジン停止が基本。また、誤ってギアが入っていると後退時に転倒リスクが増すため、安全優先で“後退→始動”の順序が安心です。

実際のライダーの声と具体例

【例1】ホンダCB1300SF所有者:「跨って後退は無理。駐輪場では毎回降りて押してます。エンジンは最後に始動」

【例2】YAMAHA MT-09乗り:「平坦なら跨ってツンツン。坂道なら降りて押す。エンジンは状況次第」

【例3】KAWASAKI Ninja250使用者:「軽いので跨ったままでもOK。足つきが良いのが助かってる」

注意すべきポイントと安全対策

  • 傾斜地での後退は必ず前向き停車を優先
  • グローブ装着時は滑りやすい素材に注意
  • 荷物が多いときは降りて押すのが無難

また、取り回し時にクラッチやブレーキをうっかり握らないよう、エンジンオフの状態で操作するクセをつけておくと安全です。

まとめ:あなたに合った“後退スタイル”を見つけよう

✅ 跨って後退は、軽量車や足つきが良好な場合に有効
✅ 降りて押す方法は、大型車や傾斜地では安全確保に最適
✅ エンジンは基本「後退後に始動」が安全で確実
✅ 自分のバイクの重量・体格・設置環境に応じて柔軟に対応を

「下がる」だけとはいえ、操作一つでリスクを回避できます。慣れと経験に頼りすぎず、安全な後退動作を習慣づけましょう。

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