「鍵を閉めた後、ダッシュボードに赤い丸いランプが点滅している…」そんな現象に初めて気づいたとき、多くの人が「故障？」「バッテリー上がり？」と不安になるかもしれません。特に普段と違う表示が突然出た場合には、急いでディーラーに駆け込むべきか悩むものです。この記事では、その赤い点滅の正体について、車種やメーカーごとの一般的な仕組みも交えながら解説します。
赤い点滅ランプは「セキュリティインジケーター」かもしれません
鍵を閉めたあとに点滅する赤いランプは、多くの場合「セキュリティインジケーター」と呼ばれるもので、盗難防止システムが正常に作動していることを示しています。
このランプは通常、車のエンジンがオフで、ドアが施錠された状態のときに点滅を始めます。つまり「警戒モードに入っているよ」という合図なのです。特にダイハツの「タント」など、最近の軽自動車や普通車ではよく見られる仕様です。
どこに点灯する？見た目と位置の例
赤いランプは多くの場合、スピードメーターの一部、もしくはハンドルの奥のインジケーター部分に配置されています。円形や鍵マーク付きのもの、車と南京錠のマークなど種類があります。
タントの場合は、赤い丸いLEDランプがダッシュボードやインパネ内に点滅する仕様となっていることが多く、これが目に入ると「エラー表示か？」と誤解しがちです。
なぜ今まで点滅していなかったのか
これまで赤い点滅に気づかなかったという場合でも、実は以前から作動していた可能性があります。周囲の明るさや視線の違いにより見逃していたこともあります。
または、これまでセキュリティ機能が「オフ」になっていた場合、車検やメンテナンスでリセットされた結果、「オン」状態に戻ったというケースも考えられます。
安心してよいケースと注意すべきケース
基本的に、「鍵を閉めた後に赤い点滅がある」だけであれば、セキュリティ機能の正常動作のため安心してよいケースが多いです。
ただし、次のような症状がある場合は注意が必要です。
- 走行中やエンジン起動中にも赤点滅が続く
- 点滅ではなく「点灯」して消えない
- 警告音やエラーメッセージが出る
このような場合は、故障や警告の可能性もあるため、念のためディーラーで診てもらいましょう。
ディーラーに持って行くべきかの判断基準
点滅しているだけで、車の動作に異常がなければ、急いで持ち込む必要はないことが多いです。しかし心配な場合は、取扱説明書の「セキュリティ表示ランプ」「インジケーターランプ」などの項目を確認することをおすすめします。
それでも不安が残る場合や、車検直後・整備後で設定が変わった可能性があるなら、軽くディーラーや整備士に相談すると安心できます。
まとめ：赤い点滅は「正常の証」のことも
車の赤い点滅ランプは、「何か異常が起きたサイン」と見なされがちですが、実は正常にセキュリティシステムが働いているサインであるケースがほとんどです。特にダイハツのタントのような軽自動車では、標準装備されているため珍しくありません。
とはいえ、異常を見逃さないためにも一度マニュアルを確認し、それでも不安がある場合はプロの点検を受けておくと安心です。
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