スーパースポーツバイクとして人気の高いヤマハYZF-R6。2017年にフルモデルチェンジされた現行型を最後に、一般販売モデルとしての新型情報は長らく出ていません。一方で、YZF-R6は現在でもレースベース車として販売が続いており、その存在感は健在です。この記事では、YZF-R6の最新状況と新型登場の可能性について解説します。
YZF-R6は現在どうなっている?
2021年以降、YZF-R6は一般公道仕様の販売を終了しています。EURO5規制に適合しなかったため、ヤマハは欧州市場や日本市場での市販を取りやめ、現在は「YZF-R6 RACE」というレース専用モデルのみの販売となっています。
そのため、新車でYZF-R6を購入したい場合は、中古市場を探すか、レースベース車を選ぶ必要があります。
新型YZF-R6の登場はあるのか?
2025年現在、ヤマハから公式にYZF-R6の新型投入に関する発表はありません。ただし、一部メディアやバイクファンの間では、「電動化モデルとして復活するのでは」という予測や、「YZF-R7と住み分ける新型ミドルが開発中」といった噂も流れています。
実際に、YZF-R7が登場して以降、600ccクラスのSS市場は縮小傾向にあり、ヤマハとしても今後の方針を慎重に見極めていると考えられます。
YZF-R6を求めるなら中古市場が主戦場
新車販売が終了した今、YZF-R6を手に入れるには中古車がメインになります。特に2017年モデル以降のYZF-R6は人気が高く、状態の良い個体はプレミア価格で取引されることもあります。
Goobike や BikeBros などの中古車サイトを定期的にチェックしておくのがおすすめです。
YZF-R6とYZF-R7の違いとは?
ヤマハは600ccクラスの代替として「YZF-R7」を投入しています。R6が高回転型の4気筒エンジンだったのに対し、R7はMT-07と同系の2気筒エンジンを搭載し、扱いやすさと実用性に寄せたモデルです。
そのため、「レーサー的なフィーリングを楽しみたい」という方には、R6の乗り味はやはり唯一無二といえるでしょう。
新型が出る可能性はゼロではない
環境規制や市場動向の影響で、今後YZF-R6がかつてのようなスタイルで復活する可能性は高くありません。ただし、電動スーパースポーツや、YZF-Rブランドとしてのラインナップ拡張といった形で「R6」の名が復活する可能性はゼロではありません。
近年のEV化の流れや、ヤマハが海外のモーターショーなどで出展しているコンセプトモデルなどを追っていくことで、将来の方向性が見えてくるかもしれません。
まとめ:YZF-R6に乗りたいなら今が最後のチャンスかも
YZF-R6の新型がいつ登場するかは明言できませんが、少なくとも現行モデルの復活は難しいと考えられています。そのため、R6に憧れるライダーにとって、中古車市場の動向を注視することが重要です。
また、YZF-R7や他の新型スポーツモデルと比較しながら、自分の理想のバイクライフに合った選択をしていくことも大切です。
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