トヨタ・チェイサー購入ガイド｜MTかATか、アバンテやツアラーVの魅力と選び方

初めての愛車選びは、車好きにとって特別な瞬間です。特にトヨタ・チェイサーのようなスポーティセダンは、見た目の美しさと性能の両面で人気があります。この記事では、チェイサーを候補にしている初心者の方へ、MTかATかの選び方や、アバンテ・ツアラーVそれぞれの魅力について解説します。

チェイサーってどんな車？その魅力とは

トヨタ・チェイサーは、90年代〜2000年代初頭にかけて販売されたFRレイアウトの中型セダンで、特にX100系はスポーティな走りとカスタム性の高さから今も根強い人気を誇っています。

中でも「ツアラーV」は1JZ-GTEエンジンを搭載した高性能モデルとして知られ、ターボ車ならではの加速感が魅力です。一方、「アバンテ」は自然吸気エンジンが中心で、街乗りに適した落ち着いた乗り味が特徴です。

マニュアル（MT）車は運転の楽しさをダイレクトに味わえる反面、価格が高騰しており、ツアラーVのMT車はプレミア化しています。AT車は比較的手に入りやすく、初心者には扱いやすいというメリットがあります。

例えば、ツアラーVのMT中古車相場は400〜500万円台まで高騰している一方、アバンテのAT車であれば100万円台〜200万円台で購入可能な車両もあります。

アバンテは「スポーティな見た目を重視したいけど、無理せず維持したい」という方にぴったりのモデルです。見た目はツアラーVとほぼ同じでありながら、自然吸気エンジンのため燃費が良く、保険料や維持費も抑えやすいです。

さらに、MTではなくてもアバンテのATにスポーツモードがついている個体もあり、パドルシフトやシーケンシャル機能を活用すれば、ある程度のスポーティな感覚は味わえます。

ツアラーVに乗っているユーザーは「加速が病みつきになる」「エンジンサウンドが心地いい」と絶賛しています。ただし、「維持費が高い」「部品が高騰している」との声も。

一方アバンテは「必要十分な性能で普段使いに最適」「チェイサーの見た目が好きなら十分満足できる」という評価が多く、コスパを重視するユーザーに支持されています。

車両価格、維持費、運転スキルなどを踏まえると、初心者にはアバンテのAT車をおすすめします。スポーティな見た目を楽しみつつ、安心して運転を練習できます。

いずれ運転に慣れてから、好みに応じてMT車やターボモデルにステップアップしても良いでしょう。まずは「自分が愛着を持てるか」が大切です。

トヨタ・チェイサーはMTでもATでも、それぞれに魅力があります。スポーツ走行やドリフトをしたい方にはツアラーVのMT、見た目と実用性を重視する方にはアバンテのATが向いています。

中古車市場では価格差が大きいため、予算や目的に応じた選択が重要です。まずは憧れのチェイサーに乗ってみることが、車との付き合い方を広げる第一歩になるでしょう。