2024年後半に予定されると噂される三菱・デリカミニのフルモデルチェンジ。特に注目を集めているのが、日産と共同開発を進める軽ハイトワゴンにe-POWERが搭載されるのかどうかという点です。今回はその可能性や影響、買い替えを検討する際の判断材料について詳しく見ていきます。
e-POWER搭載の可能性はどれほど高いのか
デリカミニのベースとなっているのは日産ルークスであり、共同開発は日産主導のNMKV体制で行われています。これまでe-POWERの軽自動車への展開は見送られてきましたが、日産が技術的に軽への搭載を進めてきたという報道もあり、いよいよ市販化の可能性が現実味を帯びています。
一部自動車メディアでは「パワーユニットの改良」や「環境性能の大幅改善」と報じており、e-POWERの搭載を示唆するような表現が増えてきているのは事実です。ただし、現時点(2025年6月現在)では公式に「e-POWER搭載」と明言されている情報は確認されていません。
もしe-POWERが搭載された場合のメリット
e-POWERとは、ガソリンエンジンで発電し、モーター駆動で走行するハイブリッド技術。トルクの立ち上がりが早く、街乗りや坂道での走行性能が高いとされており、燃費性能の大幅向上が期待できます。
現行デリカミニのWLTCモード燃費は約20km/L前後ですが、e-POWERが搭載されれば25km/L以上が期待される可能性もあります。これはライバル車であるスズキ・スペーシアやダイハツ・タントカスタムなどとの競争力に直結します。
納期と購入タイミング:新型を待つべきか
新型車の発売時期は「2024年10月頃」と報道されており、発表から納車までは通常2〜4ヶ月程度の遅延が見込まれます。したがって、年内に納車される可能性は低く、2025年1月以降になると予想されます。
一方、現行モデルはモデル末期による値引きや在庫車の即納対応も期待でき、「車検が近く、早期納車が必要な人」には現行モデルの選択も現実的です。
ガソリン車としての完成度と今後の展望
現行のデリカミニもNAとターボの2つのエンジンを用意し、快適性や走破性では高い評価を得ています。特にアウトドア志向のスタイリングと4WD性能は、e-POWER非搭載であっても大きな魅力です。
今後のモデルチェンジで「e-POWER搭載+価格上昇」が想定される場合、予算や使い方によってはガソリン車の方がコスパが良いという判断も十分あり得ます。
e-POWER以外にも注目すべき変更点
新型デリカミニでは、以下のような改良も期待されています。
- 安全装備の強化(自動ブレーキ、ACCの精度向上)
- インフォテインメントの刷新(新型ナビ・ディスプレイ)
- 静粛性・乗り心地の向上
これらのアップデートはe-POWER非搭載でも十分な魅力向上につながります。
まとめ:待つか買うかは「納期」と「価値観」のバランスで
デリカミニのフルモデルチェンジでは、e-POWER搭載の可能性が非常に高まっており、燃費・走行性能にこだわる人は新型を待つ価値があるでしょう。
一方、納車タイミングや価格、装備のバランスを見て、現行モデルをお得に購入するのも堅実な選択です。今後の正式発表を見極めながら、ライフスタイルに合わせた選択をしていきましょう。
コメント