運転免許の取得や更新時には視力検査が行われますが、免許の種類によって検査内容が異なることをご存知でしょうか?特に「深視力検査」はすべての免許で必要というわけではありません。この記事では、普通自動二輪や大型自動二輪免許取得時に深視力検査が必要なのか、また他の免許との違いについてわかりやすく解説します。
視力検査と深視力検査の違いとは?
視力検査には主に2種類あり、一般的な裸眼または矯正視力の検査と、三桿法を使った深視力検査があります。前者はすべての運転免許で必要ですが、深視力検査は限られた免許種別でのみ実施されます。
深視力検査では、箱の中にある3本の棒のうち、中央の棒が前後に動き、両端の2本と横一線に並んだときにボタンを押す検査です。これは「奥行き感覚」を測るために行われます。
深視力検査が必要な免許とは
深視力検査が必要なのは、主に以下の免許種別です:
- 大型免許
- 中型免許
- けん引免許
- 第二種免許(普通・中型・大型)
これらの免許を新たに取得する場合、または更新時に該当する場合に深視力検査が行われます。
二輪免許では深視力検査は不要
普通自動二輪免許や大型自動二輪免許を新たに取得する際には、深視力検査は実施されません。必要なのは「両眼で0.7以上(片眼それぞれ0.3以上、または片眼が0.3未満の場合は視野が150度以上で0.7以上の視力があること)」です。
つまり、大型免許をすでに持っていて深視力の基準を満たしていたとしても、二輪免許の追加取得時には再び深視力検査を受ける必要はないということになります。
免許更新時の深視力検査について
大型免許などをすでに取得している人が免許更新を行う際には、引き続き深視力検査があります。これは、運転者としての適性を再確認する目的で実施されるものです。
したがって、二輪免許の追加取得時に深視力検査はなくても、更新時には大型免許に合わせた深視力検査が必要となります。
体験談:複数免許を持つ人の視力検査体験
たとえば、大型免許と普通自動二輪免許の両方を持っているAさんは、「二輪免許を追加取得したときは視力検査だけで、深視力はなかった。更新時には大型に合わせて深視力をやった」と話しています。
また、Bさんは「深視力が苦手なので、二輪免許だけの取得を選んだ」と言うように、深視力の有無が免許選択の判断材料になることもあるようです。
まとめ:二輪免許には深視力は不要、大型保持者は更新時に要注意
普通自動二輪や大型自動二輪免許を取得する際には、深視力検査は必要ありません。しかし、大型免許を保持している場合、免許更新時には深視力検査が必須となるため注意が必要です。
複数免許を持つ方は、免許種別ごとの検査要件を理解しておくと、手続きもスムーズに進みます。正確な情報で安心・安全な運転ライフを送りましょう。
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