ヤフオクで説明書がないままBee RレブリミッターType Bを手に入れた方へ。K6A型3気筒エンジンに取り付ける際の配線選択と実際の動作例を、実用的な視点で整理しました。
配線構成と基本動作
まず配線の構成は以下の通りです(入手先の説明に静的に書いてあるものです):
- 赤:電源
- 黒:レブ1アース
- 白:レブ2アース(ハンドブレーキ接続)
- 緑:クランク角信号入力
- 黄:点火信号入力
基本的には〈緑=クランク〉と〈黄=点火〉をそれぞれ拾えれば機能します。3気筒だから特定シリンダーを指定する必要はなく、**どの点火信号でも動作するのがType Bの特徴**です。
配線の注意点と入力信号の取得方法
取り付け時はECU側の点火/クランク信号線を特定し、Bee Rユニットにピックアップ接続します。参考資料では「ECUプラグを開けて緑・黄線を割り込ませ、うまく起動しない場合は緑⇄黄を逆にする」手順が紹介されています:contentReference[oaicite:0]{index=0}。
K6Aエンジンの場合、ECUハーネスからの信号取得が可能で、信号線カラーやピン位置は車種によって微妙に異なるため、テスターで電圧パターンを確認するのが安心です。
3気筒≠特定シリンダー指定の必要なし
Type Bは“汎用3〜6気筒”対応を謳っており、実際にBMW直列6気筒でも同様の配線で動作しています:contentReference[oaicite:1]{index=1}。
よって3気筒K6Aでも、「点火信号が拾える線を一本選べばOK」、と考えて問題ありません。
レブ1/レブ2(白線)の活用例
白線はハンドブレーキやe‑brakeスイッチと連動させることで“2段階のレブ設定”が可能です。実例では“常用時3500rpm、ハンドブレーキ引くと5000rpm”など使い分けているケースがあります:contentReference[oaicite:2]{index=2}。
ハンドブレーキ連動を使わない場合は白線を浮かせておけばOKです。
GAINダイヤルと設置後の動作確認
ユニットにはGAINダイヤルがあり、GAIN=0で機能OFF、1~Fまで設定回転数に応じて点火カットサイクルを調整できます。取り付け初期はGAIN=1推奨、動作が怪しければ緑⇄黄の入れ替えも検討してください:contentReference[oaicite:3]{index=3}。
取り付け後、まずアイドリング付近や2500rpm程度で確認し、安全に動作させる習慣をつけましょう。
実例:K6A搭載車での取り付け報告
みんカラや整備手帳では直接K6A例は少数ながら、エブリイなど3気筒車への取り付けレポートがあり、同様の配線で正常動作しています:contentReference[oaicite:4]{index=4}。
またECU配線図から逆転配線やリバースチェックを行い、一発で起動した報告も確認できています。
まとめ
K6A 3気筒エンジンでも、Bee RレブリミッターType Bは配線を正確に拾えば問題なく動作します。
緑=クランク、黄=点火のどちらか適切な一本を選べばOKで、白線は用途に応じてハンドブレーキ接続。「GAIN=1」から始めて動作確認すると安全です。
取付前にはECU配線色/ピン位置、信号波形の確認を済ませて、その上で慎重に取り付けてください。
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