イナズマ400にイナズマ1200用リアサスは流用できる?互換性と乗り心地の変化を解説

バイク

バイクのカスタムを楽しむライダーにとって、リアサスペンションの交換は乗り味やスタイルに大きく関わる重要なポイントです。イナズマ400にイナズマ1200のリアサスを流用するケースは少なくありませんが、実際の互換性や影響について正しく理解しておくことが大切です。

イナズマ400と1200のリアサスの基本的な違い

イナズマ400とイナズマ1200は同じプラットフォームを基にしており、フレーム構造も類似しています。しかし、リアサスにはバネレートやダンパー設定の違いがあり、400ccと1200ccの車重差・パワー差に応じたセッティングが施されています。

そのため、リアサスの取り付け寸法が一致していたとしても、その性能が400ccモデルに適しているとは限りません。

加工無しで取り付け可能か?

結論から言えば、イナズマ1200純正のリアサスは、イナズマ400にボルトオンで装着可能な場合が多いです。取り付け部のピッチ(長さ)やマウント方式が同一であることが多く、物理的な加工は不要です。

ただし、社外品の場合はピロボールのサイズやカラーの厚みなどで微調整が必要になることがあるため、事前にメーカーの適合情報をよく確認するか、専門ショップに相談することをおすすめします。

装着後の乗り心地や硬さの変化

イナズマ1200用のリアサスは、基本的に車重が重い車体に対応した高バネレート設定になっています。そのため、400ccに装着すると「硬い」と感じる場合があり、乗り心地がゴツゴツする傾向があります。

一方で、二人乗りや積載が多い使い方をする場合にはむしろ安定感が増すというメリットもあり、使い方次第で有効なカスタムとなります。

社外品を選ぶ場合のおすすめと注意点

社外品を選ぶ場合は、イナズマ400専用品もしくはイナズマ1200流用前提で減衰力調整機能を持つものが理想的です。以下は比較的安価かつ人気のあるブランドです。

  • YSS:コストパフォーマンスが高く、調整機能も充実
  • HAGON:イギリス製の老舗ブランドで乗り心地がマイルド
  • RFY:中国製ながら見た目重視のカスタム向き

これらを選ぶ際も、装着可否や必要なカラーの情報を確認しましょう。

取り付け前にチェックすべき点

リアサスの取り付け前には、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 取り付けピッチ(長さ)が同じであるか
  • サス上下のマウント径が一致しているか
  • カラーやスペーサーが必要か
  • リアサスの全長が車体に対して不自然でないか

これらを事前に確認しておくことで、無用なトラブルを回避できます。

まとめ:イナズマ1200リアサスの流用は可能、でも乗り味には注意

イナズマ400にイナズマ1200のリアサスを取り付けることは、多くの場合で物理的に可能です。しかし、硬さやバランスの変化を考慮し、使い方に応じたセッティングや社外品の選定が重要です。

快適な乗り心地と安全な走行を両立するためにも、取り付け前の下調べと、必要に応じて専門家の意見を取り入れることをおすすめします。

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