バイクに詳しい人、いわゆる“玄人ライダー”がどんなバイクに乗っているのか気になったことはありませんか?初心者のうちは見た目や音、ブランドで選びがちですが、経験を積んだライダーは別の視点でバイクを選びます。この記事では、バイクに精通した人たちがどのような基準で愛車を選び、何に魅力を感じているのかを紐解いていきます。
玄人ライダーが大切にする「バイク選びの基準」
バイクに詳しい人ほど、スペックだけでなく「走りの質」「メンテナンス性」「パーツの供給状況」など、実用的かつ長期的視点で車種を選ぶ傾向があります。特に以下のような基準が重視されます。
- エンジン特性(低回転トルク重視か高回転型か)
- シャーシバランスとコーナリング性能
- カスタムの自由度
- 整備しやすい構造かどうか
つまり、「乗って楽しいか」「自分のスタイルに合うか」が非常に重要なのです。
実際に多く見られる玄人の愛車例
バイクに詳しい人がよく乗っている傾向のある車種には、いくつかのパターンがあります。
- HONDA CB400SF…バランスの取れた万能ネイキッド。エンジンの扱いやすさと整備性が高く評価されています。
- YAMAHA SR400…シンプル構造でメンテがしやすく、旧車文化を理解した人から人気。
- KAWASAKI W800…クラシックな見た目と鼓動感あるツインエンジンで、乗るほど味が出るタイプ。
- KTM DUKEシリーズ…軽量でパワフル、峠や街乗りでの実用性とスポーツ性能が両立。
こうしたバイクは、見た目の派手さよりも「バイクとの対話」が楽しめることが評価されています。
玄人ライダーの視点:長く付き合えるかどうか
玄人ほど「このバイクと何年付き合えるか」を考えます。リセールバリューよりも「愛着が持てるか」「壊れたときに直せるか」「走って楽しいか」が軸になります。
例として、古い空冷エンジンのバイクを長年整備しながら乗っている人は、自分の手で維持できることに喜びを感じています。性能以上に「関わる楽しさ」が重要視されているのです。
初心者と玄人の選び方の違いとは
初心者はつい「見た目がカッコいい」「人気がある」「YouTuberが乗っていた」といった感覚で選びがちですが、経験を重ねると次のような点を見て判断するようになります。
- 足つき性や取り回しのしやすさ
- 整備マニュアルの有無
- 部品供給のしやすさ(旧車か現行か)
- 自分のライディングスタイルとの相性
また、玄人は試乗の段階で「このバイクの味」を感じ取り、良し悪しを冷静に判断します。
まとめ:自分に合った1台を探すことが本当の“通”の選び方
バイクに詳しい人ほど、「スペック至上主義」ではなく「自分との相性」を重視しています。見た目や流行に流されず、自分に合った1台とじっくり付き合うのが玄人のスタイルです。
最初は“カッコよさ”から入っても構いませんが、バイク歴を重ねる中で、自分なりのこだわりや「本当に楽しいと感じる要素」が見えてくるでしょう。
あなたにとっての“最高の相棒”は、きっとその先に見つかります。
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