ラパンSSでのインチアップ後にリアフェンダーにタイヤが当たるという悩みは、特に段差などの動きが激しい場面でよく相談されるトラブルです。この記事では、インチアップ・サスペンション変更を行った際に起こりやすい“フェンダー当たり”のメカニズムと、具体的な対策をわかりやすく解説します。
車両仕様とインチアップ前後のサイズ確認
まず、ラパンSS(HE21・HE22・HE33など世代により仕様差あり)の純正ホイール・タイヤサイズを確認しましょう。例えば、HE33系では純正が「14インチ/4.5J×14/ET45」などとなっています。[参照]
一方で「15インチ5Jへ変更」というケースでは、リム幅は純正+0.5J、大径化+ホイール幅拡大という構成になっており、車体側のクリアランス・車高・オフセットなどが純正想定から外れる可能性があります。
なぜリアフェンダーに当たるのか:主な原因3つ
①オフセット/はみ出し量の増加
15インチ・5Jの場合、ホイールの突出量が増えるため、段差でサスペンションが縮んだ時にフェンダー内側・フェンダーアーチ部に接触する可能性があります。
②車高ダウン&サス特性の変化
既にRSRのダウンサスが装着されているとのことですが、ダウンによってフェンダークリアランスが減る・サスペンションストロークが変化するため段差などで底付き気味になり、タイヤがフェンダーに当たるケースがあります。
③タイヤ外径・扁平率の影響
たとえリム径が変わっても、タイヤの外径が大きく変わるとアーチ内のクリアランスが更にタイトになります。資料によればHE33で「15インチ/165/55R15」などが装着例として挙げられています。[参照]
具体的な対策と手順
対策1:オフセットを見直す
例えば純正ET45→新ホイールET50/ET55といった、ハブ側にホイールが入り込む設定に変更することでフェンダー側への当たりを軽減できます。実例として、5J×15でET50が装着されたラパンでは「当たりが減った」という報告もあります。
対策2:リム幅の縮小あるいはタイヤ幅を見直す
5J幅が原因で“リムのはみ出し”が増えている可能性があります。4.5Jや5Jでも幅狭仕様、タイヤ幅を155‑165mmへ抑えるなどが効果的です。
対策3:ストロークを確保する/車高をやや上げる
段差で底付くようであれば、サスの自由長を元に戻す・ショックを見直すといった対策も必要です。ダウンサス+市街地では“底付き→フェンダー当たり”を起こすケースが多いです。
対策4:フェンダーアーチの内側加工も選択肢
どうしても当たりが発生する場合、フェンダー内側のインナーカバーを薄くする・アーチ部を叩いてクリアランスを確保する“アーチ加工”も選択肢です。ただし構造変更になる可能性がありますので、整備工場や車検対応は事前確認が必要です。
実例:ラパンSSでの成功ケース
ユーザーA氏(ラパンSS/HE22/15インチ5J×165‑55R15/ET50)では「当たりが頻発していたが、ETを50に変更したら段差でもノーコンタクトになった」と報告されています。
ユーザーB氏(ラパンSS/HE21/15インチ5J×165‑50R15)では「リム幅を4.5Jに変更し、タイヤ幅を155に落としたらクリアランスが楽になった」との事例もあります。
まとめ
インチアップ・サスペンション変更を行ったラパンSSでリアフェンダーに当たる現象は、「ホイール幅」「オフセット」「車高/ストローク」「タイヤ外径」のそれぞれのバランスが崩れた状態で起きやすくなります。上記のように順を追って原因を整理し、対策を講じることで多くのケースで改善可能です。
特に“段差でリアが当たる”という症状は、ストロークや底付きが絡んでいることが多いため、まずはサス設定・オフセット・タイヤ幅の順で見直すことをおすすめします。快適で安全なドレスアップ・走行を目指しましょう。


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