車検の有効期限が近づくと、「いつまで公道を走ってもいいのか?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、車検満了日と公道走行の関係について、制度の基本と注意点を解説します。
車検の有効期限と走行可能日
車検証に記載されている満了日の「当日まで」は有効とされており、その日付までは法的に走行が可能です。つまり、たとえば「6月20日」が満了日であれば、「6月20日23:59」までは公道を運転しても違反にはなりません。
ただし、21日0時以降になると車検切れの扱いとなり、公道走行は道路運送車両法違反となります。
車検切れのリスクとは
車検が切れた状態での公道走行は厳しい罰則があります。違反点数6点で即時免停、さらに6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が科される可能性があります。
また、自賠責保険が切れていた場合はさらに重大で、無保険運転により1年以下の懲役または50万円以下の罰金となることもあります。
実際の運用と注意点
車検満了日当日の運転は合法ではありますが、車検ステッカーに記載された日付しか確認できない警察官などが「満了日を過ぎている」と誤解して取り締まるリスクもゼロではありません。
たとえば、日付が「6/20」とだけ書かれている場合、6月20日の夜に運転していると「期限切れ」と疑われるケースがあります。
事前の車検・早期更新のメリット
車検は満了日の1か月前から受けても、有効期間は変わりません。つまり、早めに通しても損をすることはないため、満了日に近づく前に早期更新しておくのが安心です。
また、車検業者によっては予約が取りにくい時期もあるため、早めのスケジューリングがトラブル回避につながります。
自賠責保険の確認も忘れずに
車検を受ける際は、必ず自賠責保険も更新が必要です。保険期間が切れていると車検を受けられませんし、満了日と同日で切れることも多いので注意が必要です。
とくに24か月契約の保険に加入している場合、車検と同日切れのパターンが多いため、継続契約の確認を忘れずに行いましょう。
まとめ
車検の有効期限は「満了日当日まで」となっており、その日中であれば公道走行は合法です。ただし、満了日直後の運転は重大な違反になるため、スケジュールには十分な余裕を持ちましょう。
誤解やトラブルを防ぐためにも、早期車検の予約や自賠責保険の確認を行い、安全・確実に車検を更新することが大切です。
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