ZN6(86)HID仕様車にLED化は可能?球交換だけで済むか徹底解説

カスタマイズ

トヨタ86(ZN6)に乗っている方で、HID仕様からLEDへのヘッドライト変更を検討している方も多いのではないでしょうか。最近ではLEDバルブも普及し、手軽に交換できるようになっていますが、HID仕様車には特有の注意点もあります。この記事では、ZN6のHIDヘッドライトをLEDに交換する際のポイントをわかりやすく解説します。

HIDとLEDの構造の違いを知ろう

まずは、HIDとLEDの構造の違いを理解することが大切です。HIDは高電圧で放電を行い発光する方式で、バラスト(安定器)を介して点灯します。一方LEDは発光ダイオードで、直流電流で点灯するため基本的にはバラストは不要です。

このため、HID車にLEDバルブをそのまま「ポン付け」する場合、バラストとの相性やカプラーの形状、発光位置の違いが問題になることがあります

ZN6(前期・後期)で仕様が異なる?まずは車両確認を

ZN6の前期モデル(2012〜2016)と後期モデル(2016〜2021)では、ヘッドライトの仕様が異なります。純正でHID仕様の場合、バラスト一体型のケースが多く、そのままではLEDバルブの装着は困難なこともあります。

自分の車のヘッドライトが「D4S」や「D2R」といったHIDバルブ型式であれば、その形状に対応したLEDコンバージョンキットを選ぶ必要があります。

LEDバルブ交換に必要なものと手順

  • 対応するLEDバルブ(D4S対応など)
  • バラストキャンセラー(エラー防止のため必要な場合あり)
  • カプラー変換ハーネス(純正HID配線との接続に)

実際の作業では、バンパーを外さなくてもアクセス可能なケースもありますが、スペースが狭く難航することもあります。DIYに自信がない方は、プロショップでの交換が安心です。

LEDに交換するメリットとデメリット

メリット:消費電力が少なく、発光までの立ち上がりが早い。寿命もHIDより長く、近年のLEDは光量も十分です。

デメリット:安価な製品では光軸が合わず、車検に通らないリスクや対向車の眩惑を招くことも。高品質な製品を選ぶ必要があります。

体験談:実際にLED化してみたオーナーの声

「HIDの色味が古くさく感じてLEDに変更しました。最初は安価なLEDを試して光軸がずれてダメでしたが、後にブランド品に交換して大満足。」(30代男性/ZN6前期)

「DIYでやりましたが、配線処理が難しかった。カプラーが合わず、一度配線を加工しました。今は明るくて見た目も近代的です。」(20代男性)

まとめ:HID→LED化は準備と確認が鍵

ZN6においてHIDからLEDへの交換は、「球だけ買ってポン付け」では済まないケースも少なくありません。対応バルブの確認、カプラー形状、バラストの有無など事前準備が重要です。

安全性と車検適合も考慮し、信頼できるLEDバルブやコンバージョンキットを選び、必要に応じて専門業者に依頼するのが確実でしょう。

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