ZXR400のカウルをZX400H風にカスタム!デュアルヘッドライト化の手順と注意点

カスタマイズ

ZXR400(ZX400L)を所有しているライダーの中には、年式違いのZX400Hスタイルに憧れを抱く方も少なくありません。中でも象徴的なのがデュアルヘッドライトのカウルデザインです。この記事では、ZX400LをZX400H風にカスタムする方法や、カウルの互換性・加工の注意点について解説します。

ZXR400 ZX400LとZX400Hのカウル形状の違い

ZX400Lはシングルヘッドライトが特徴的な後期モデルで、流線型で近未来的な印象があります。一方、ZX400Hは前期モデルで、丸型のデュアルヘッドライトと直線的なカウルデザインが往年のレーサーレプリカを彷彿とさせるクラシカルな魅力があります。

このスタイルの違いから、ZX400HのカウルをそのままL型に「ポン付け」するのは基本的に難しく、いくつかの加工が必要です。

ポン付けは可能か?マウント位置の違いに注意

ZX400HとZX400Lでは、フレームの基本設計は似ているものの、カウルステー(マウント)やアッパーステーの取り付け位置が異なります。そのため、ZX400Hの純正カウルをZX400Lに取り付けるには、ステーの溶接・加工または専用の変換ステーを自作またはワンオフ製作する必要があります。

また、メーターステーやウインカー位置も変わるため、他の部品への干渉にも注意が必要です。

カスタムの手順と必要な部品

  • ZX400H純正アッパーカウルとスクリーン
  • デュアルヘッドライトユニット
  • 必要に応じてアッパーステーとライトステーのワンオフ
  • 配線の延長やハーネスの調整

作業としては、まずアッパーカウルの固定方法を確認し、干渉部分をカットまたは補強します。次に、ヘッドライト配線を加工してデュアル化します。灯火類の車検適合基準(高さ・明るさ・配光)も忘れず確認しましょう。

実際にカスタムした例とその工夫

実際にL型をH型フェイスに変更したライダーの中には、「FRP製のレプリカカウル」を使ってフィッティング性を高めた事例もあります。また、カウルステーは既存のステーを一部流用し、アルミプレートやスペーサーで微調整することで綺麗に装着できたという声もあります。

DIYでは難しいと感じた場合、カスタムショップに相談するのも一つの手です。事前に「部品持ち込みOK」や「旧車カスタム対応」と明記された店舗を探しましょう。

費用と難易度の目安

純正パーツの流通量が減っているため、ZX400Hのアッパーカウル単体でも数万円、ヘッドライト含めると5〜8万円前後が目安です。加工に必要な工具やステー製作を加えると、トータルで10万円前後になることも。

難易度としては中級以上ですが、オリジナリティの高い一台に仕上がる点では非常に魅力的なカスタムです。

まとめ:ZXR400のフェイスチェンジは挑戦する価値あり

ZXR400 ZX400LをZX400H風にカスタムするには、ポン付けだけでは済まない加工が必要ですが、完成すればまるで別のマシンのような存在感を放ちます。スタイルを自分好みに近づけるためにも、各部の寸法や構造を事前にしっかり調べ、必要に応じて専門家に相談しながら進めるのがおすすめです。

こだわり抜いたカスタムで、あなただけのZXR400を作り上げましょう。

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