かつてバイク好きの心をつかんだオートバイ雑誌には、真面目な記事だけでなく、独特のセンスで読者を笑わせてくれたギャグ漫画が数多く存在していました。とりわけ「ドライさん〜ぷ〜」のような一風変わったネタは、今でも当時の読者の記憶に強く残っているようです。この記事では、その懐かしのギャグ漫画の正体に迫るとともに、掲載雑誌の候補や調査方法についてご紹介します。
ギャグの記憶:ドライサンプ×オナラ?
「ドライさん〜ぷ〜」というフレーズは、明らかにエンジンの潤滑方式「ドライサンプ」と音をかけたギャグと考えられます。こうしたバイクの専門用語を用いたナンセンスギャグは、1990年代から2000年代前半にかけてのオートバイ雑誌では定番でした。
当時のギャグは、知識のあるバイク乗りにしか伝わらないような“内輪ネタ”が多く、バイク仲間との会話に華を添える存在でした。大先輩が強く印象に残しているのも納得です。
候補となる雑誌と連載漫画
このようなギャグ漫画が掲載されていた可能性が高いのは、以下のような雑誌です。
- ヤングマシン(内外出版社):バイク情報と並行してギャグ・4コマ漫画も連載。
- Mr.Bike(モーターマガジン社):80年代〜90年代にかけてバイク漫画文化を牽引。
- モトチャンプ(三栄書房):原付系中心だがユニークなギャグ漫画も多く掲載。
特にヤングマシンとMr.Bikeは、キャラクター性の強い連載を持ち、ギャグ要素のある4コマやイラストが毎号のように登場していました。
調査の進め方:バックナンバーを探すには?
25〜30年前(1994年〜1999年頃)の雑誌となると、一般の書店やインターネットでは入手が難しくなっています。そこで以下のような方法での調査がおすすめです。
- 国立国会図書館の蔵書検索を活用し、該当年代のバックナンバーを閲覧予約。
- 大都市圏の公立図書館(特に都道府県立図書館)での雑誌保存状況を確認。
- Yahoo!オークションやメルカリ、駿河屋などで該当年代の雑誌を検索。
- バイク関連のオンライン掲示板やSNSグループで情報を募る。
特に「ギャグ漫画のタイトル」や「作画者名」などが分かると、絞り込みが一気に容易になります。
記憶の断片からの特定作業
「ドライサンプ」「ドライさん」「ぷ〜」といったキーワードが出てくることから、登場キャラがエンジン擬人化やメカネタを使っていた可能性があります。こうしたネタは『カスタム虎の穴』や『ケニー佐川の連載』、その他読者投稿コーナーでもたびたび見られました。
もし可能なら、先輩の記憶を掘り下げて「表紙の色」「登場キャラ」「読んでいた年」など、さらに多くのヒントを集めましょう。
まとめ:バイクと笑いの記憶を形に
バイク雑誌に掲載されていた「くだらないけど忘れられない」ギャグ漫画は、当時の読者の心に深く残っています。その笑いをもう一度届けたいという思いは、バイク好き同士ならではの素敵なサプライズとなるでしょう。
ヤングマシンやMr.Bike、モトチャンプなどを中心に、図書館・古書店・ネットオークションを駆使してぜひ見つけ出してみてください。探している過程も、また良き思い出となるはずです。
コメント