カブをバーハン化することで、スタイルやポジションを好みに合わせられる自由度が増します。しかし、ハンドルを約20cmアップするとなると、ワイヤー類の延長が必要になるケースも出てきます。本記事では、ハンドルアップ時のワイヤー延長の要否や、おすすめの延長ワイヤーについて解説します。
20cmアップハンドルで延長ワイヤーは必要?
基本的に、ノーマルカブ(スーパーカブ50・110やクロスカブなど)で20cm程度のアップハンドルに交換した場合、純正のスロットル・クラッチ・ブレーキ・チョークワイヤーでは長さが足りないことがほとんどです。
ハンドルをフルロックした際にワイヤーが突っ張ったり、アクセルが戻りにくくなったりと、安全面での問題も起こるため、延長はほぼ必須です。
延長すべき主なワイヤーとその目安
- スロットルワイヤー:+10cm~+20cm
- クラッチワイヤー(あるモデルのみ):+10cm~+15cm
- フロントブレーキワイヤー(ドラム車):+15cm~+20cm
- チョークワイヤー:必要に応じて
車種やハンドル形状、取り回しにもよりますが、アップ量+10~20cmが延長の目安です。
おすすめの延長ワイヤーキット3選
実績が多く、信頼性の高い延長ワイヤーを3つ紹介します。
- SP武川 延長ワイヤーセット
車種別設計で品質も高く、初心者でも取り付けしやすい。
公式サイトはこちら - KITACO ハンドルアップ用ワイヤー
20cmアップにも対応可能なラインナップが魅力。
製品ページはこちら - MINIMOTO 汎用延長ワイヤー
価格が安く、カスタム用途としても人気。自作派にもおすすめ。
通販ページはこちら
延長作業の注意点とコツ
延長ワイヤーの取り付けはDIYでも可能ですが、以下の点に注意しましょう。
- アウターケーブルの取り回しに無理がないか確認
- 取り付け後はハンドルを左右にフルロックして干渉チェック
- アクセルやクラッチがスムーズに動くか確認
不安がある場合は、バイクショップやプロの整備士に依頼するのが安心です。
自分で計測するならココをチェック
ワイヤーが足りるか不安な場合、以下のステップで確認できます。
- 車両にアップハンドルを仮付けする
- ハンドルを左右に切りながら、各ワイヤーの引っ張られ具合を確認
- 突っ張りや戻り不良があれば延長必須
また、各ワイヤーの長さを実測して、純正比+何cm必要かを割り出しておくと、選定がスムーズになります。
まとめ:20cmアップなら延長はほぼ必須、信頼できるキットで安全に
カブを20cmアップのバーハンにカスタムするなら、延長ワイヤーは基本的に必要と考えましょう。信頼性の高いメーカーの延長キットを選び、安全性と操作性を両立させるのがポイントです。
少しの手間で快適なライディングポジションが手に入りますので、慎重に選んで、理想のバーハンスタイルを実現してください。
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