V36スカイライン前期型に後期モデル(2010年以降)と同様にフォグランプをバンパー下部に移設したい方に向けて、実際の手順や必要部品、注意点などをわかりやすく解説します。
後期モデルのフォグ配置とは?
2010年以降のV36スカイライン(後期型)では、フロントバンパー下部にフォグランプが設置されています。これは標準装備化されており、バンパーデザインもこれに合わせて変化しています[参照](https://en.wikipedia.org/wiki/Nissan_Skyline#V36) :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
一方、前期型(2006〜2009年)のフォグはヘッドライトユニット内に配置され、HB4 51Wのバルブが標準仕様となっています:contentReference[oaicite:1]{index=1}。
前期型での「下付け」への基本可否
前期型はバンパーにフォグ穴や配線がないため、後期型のように下部に取り付けるにはバンパー交換または穴開け加工が必要です。
さらに、フォグ用リレー配線やスイッチも用意する必要があり、社外品の“後付用フォグ配線キット(リレー・スイッチ付き)”が便利です:contentReference[oaicite:2]{index=2}。
準備する部品と工具
- 後期型用フロントバンパーまたは下部フォグカバー付きバンパー
- フォグランプユニット(純正か社外LED/HID)
- リレー配線キット(H8/H11/H16互換可)+スイッチ
- フォグバルブ(H8など)
- 穴開け用ドリル、ステー、配線延長ケーブル
また、タイヤハウス内のアンダーカバー脱着工具、ジャッキ&ウマ、絶縁手袋などが必要になります。
実作業の流れ(実例付き)
1. バンパーの脱着・加工
前期バンパーを外し、後期バンパーに交換するか、フォグ穴を開けます。作例ではIPLモデルのバンパーを使用し、ダクト部にフォグ用穴を加工しています:contentReference[oaicite:3]{index=3}。
2. 配線とリレーの接続
純正ヘッドライトからフォグ配線を引き直すか、リレーキットを使用してバッテリー→リレー→スイッチ→フォグというルートを構成します。
3. ステー固定とクリアランス調整
フォグランプをステーで固定する際、ウォッシャータンクや配管に干渉しないようステンレス製ステーで少し後方にずらす実例があります:contentReference[oaicite:4]{index=4}。
4. 点灯テストと光軸調整
バルブを一度仮付けし、スイッチ操作で点灯確認後、バンパーを戻してから光軸調整を行います。
作業時の注意点とアドバイス
- 車検対応:純正形状に近いバンパーやユニットを選び、配線処理やステーの仕上げも丁寧に。
- バンパー穴加工:精密に穴開けし、断面は防錆・断熱処理が必要です。
- 電装品の負荷:LEDもしくはHID導入で消費電力やヒューズ容量も確認してください。
まとめ
• 前期型V36でも後期型と同様にバンパー下部にフォグ設置は技術的に可能。
• バンパー交換または穴開け加工+配線キットが必須。
• ステー加工でクリアランス確保、リレー・スイッチ配線も丁寧に行いましょう。
• 車検対応を考慮し、仕上げと部品選定には注意が必要です。
適切な部品と工具を揃え、手順通りに進めれば、前期型にも後期風フォグをきれいに移設できます。DIY経験があれば挑戦しやすく、愛車の印象も大きく変わるカスタムです。
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