カスタムベースとしても人気のヤマハBOLTは、スタイリングの幅が広く、タイヤを太くするだけでも大きく印象が変わります。この記事では、BOLTにフロント100/90-19、リア180/65B16といった太めのタイヤを装着する際のポイントや注意点を詳しく解説します。純正からの変更で安全性・車検対応も含めて気になる点を一つずつ見ていきましょう。
◆BOLT純正タイヤサイズと変更希望サイズの比較
ヤマハBOLTの純正タイヤサイズは以下の通りです。
- フロント:100/90-19 57H
- リア:150/80B16 71H(または同等サイズ)
今回検討されているのは、リアを180/65B16に変更するという内容です。このサイズ変更によりタイヤ幅が約30mm拡大され、より迫力あるリアビューになります。
◆リア180サイズは装着可能?
リア180サイズの装着は物理的には可能ですが、スイングアームやチェーンカバーとのクリアランスが極端に狭くなる可能性があります。特にBOLTは左側にヘルメットホルダーがあり、それが干渉する事例も報告されています。
今回のようにヘルメットホルダーを取り外す前提であれば、装着自体は一部のユーザーで成功している例もあり、カスタムショップでの調整・確認が推奨されます。
◆フロント100/90-19の変更について
フロントについては既に純正と同サイズの100/90-19が指定されており、特別な変更はありません。このため、問題なく対応可能です。ただし、フロントとリアのサイズバランスを考慮したタイヤ選定は重要で、極端な前後バランスの変化は走行安定性に影響します。
◆おすすめのタイヤブランドと製品例
BOLTに対応した180/65B16サイズを取り扱っているタイヤブランドは限られますが、以下の製品が人気です。
- Dunlop D404(クラシッククルーザースタイルにマッチ)
- Bridgestone Exedra G722(耐久性と乗り心地のバランスに優れる)
- Avon Cobra Chrome(ワイドサイズ展開が豊富)
取り付けの前に、メーカー公式サイトでサイズ対応の確認をおすすめします。
◆注意すべき点と公道走行・車検の可否
タイヤサイズ変更にあたり、以下の点に注意が必要です。
- 車体側とタイヤの干渉確認(フェンダーやチェーン、スイングアームなど)
- メーター誤差の発生(速度表示のズレ)
- 構造変更が必要な可能性
180サイズがノーマル比で許容範囲を超える場合、車検時に構造変更申請が必要となることがあります。ショップによっては合法範囲でセッティングしてくれる場合もありますので、事前に整備工場やカスタムショップに相談しておくと安心です。
◆実際に変更したユーザーの体験談
ネット上のBOLTオーナーズレビューでは、180/65B16装着に成功している人も見られます。「見た目が引き締まり、走行時の安定感が増した」「タイヤ交換の際にチェーンラインの微調整が必要だった」などの声が見られました。
一方で、「ノーマルフェンダーに干渉したためリアフェンダーを削った」「ホイールオフセットの問題でタイヤが斜めに見える」といった課題も報告されています。
まとめ
ヤマハBOLTへの180サイズタイヤ装着は、見た目と走行性能の向上を期待できる魅力的なカスタムですが、クリアランスや構造変更の必要性など、いくつかの注意点があります。ヘルメットホルダーを外すことで物理的な干渉は回避できる可能性がありますが、最終的には専門店での相談と実車確認が最も確実です。
「見た目」も「安全性」も妥協したくない方は、事前準備と情報収集をしっかり行い、後悔のないカスタムを実現しましょう。
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