ホンダ・オデッセイブラックエディションは快適な車内空間に加えて、純正ナビとリア用のフリップダウンモニターが標準装備されているケースが多く、家族での長距離移動にも最適です。今回は、その純正リアモニターにAmazon Fire TV StickなどのHDMI機器の映像を表示するための方法や必要なアイテムについて詳しく解説します。
オデッセイ純正モニターの構造と制限
前席の純正ナビモニターと後席のフリップダウンモニターは、標準では連動していて、DVDや地デジなどの一部映像ソースしか出力されない仕様になっています。そのため、HDMI機器を直接接続する端子は基本的に装備されていません。
つまり、Fire TV Stickを使用するには外部入力経由で映像信号を送る方法をとる必要があります。
Fire TV Stickの接続に必要なもの
Fire TV Stickをリアモニターで使用するには、以下の機器が必要です。
- HDMI to RCA変換アダプタ
- AV入力端子(外部入力)に接続するRCAケーブル
- 車内用インバーターまたはUSB給電アダプタ(Fire TV Stick給電用)
- Wi-Fi環境(スマホのテザリングなど)
特にHDMI to RCA変換器はアクティブタイプ(電源が必要なもの)で、解像度変換機能があるモデルを選ぶのがコツです。
取り付けの手順とポイント
取り付けの基本ステップは以下の通りです。
- Fire TV StickをHDMI to RCAコンバータに接続
- コンバータから出力されるRCAケーブルを、車両のAV入力端子に接続
- Fire TV Stickに電源供給(USBポートやインバーターを使用)
- ナビ画面からAV入力ソースに切り替える
フリップダウンモニターが純正の場合でも、AV入力経由で表示できるモデルがあります。取扱説明書やディーラーへの確認が推奨されます。
Wi-Fi環境の確保が重要
Fire TV Stickはインターネット接続が必須のため、車内で使う場合はスマホのテザリングやモバイルWi-Fiルーターが必要になります。通信制限がある場合は、データ消費にも注意が必要です。
また、トンネルや山間部では電波が不安定になることもあるため、オフライン再生に対応したアプリ(Amazon Prime Videoなど)を活用するのもおすすめです。
別の選択肢:HDMI対応リアモニターに交換する
現在の純正モニターがHDMI入力に対応していない場合、リアモニターを社外品に交換する方法もあります。HDMI入力が可能な社外フリップダウンモニターなら、Fire TV Stickを直接接続でき、よりシンプルに運用できます。
この場合は、設置や電源取り出しに若干の工事が必要となりますので、専門ショップでの取り付け依頼が安心です。
まとめ:Fire TV Stick接続は可能、ただし工夫と準備が必要
ホンダ・オデッセイの純正フリップダウンモニターでも、Fire TV Stickを活用することは可能です。必要な機器を揃え、AV入力を活用することで、車内エンタメを格段に充実させられます。
純正装備の制限をうまく補完し、家族でのドライブをさらに快適にするために、今回ご紹介した方法をぜひ活用してみてください。
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