ホンダのスポーツモデルである「インテグラタイプS」と「CR-Z」は、どちらも魅力的な車ですが、維持費や使い勝手の面で大きく異なります。本記事では、それぞれの特徴を比較し、どちらがあなたに最適かを検討していきます。
1. インテグラタイプSとCR-Zの基本スペック比較
項目 | インテグラタイプS | CR-Z |
---|---|---|
エンジン | 2.0L DOHC i-VTEC (K20A) | 1.5L i-VTEC + IMAハイブリッド |
最高出力 | 220PS | 124PS (エンジン) + 20PS (モーター) |
駆動方式 | FF | FF |
燃費 | 約11-13km/L | 約20-25km/L |
車両重量 | 1,280kg | 1,170kg |
パワーやスポーツ性能ではインテグラタイプSが優れていますが、燃費性能ではCR-Zが圧倒的に優位です。
2. 維持費の比較
① 燃料費
インテグラタイプSは2.0Lエンジンのため燃費が悪く、ハイオク指定です。一方、CR-Zはハイブリッド車で燃費が良く、レギュラーガソリンを使用できます。長距離通勤や頻繁なドライブを考えている場合はCR-Zの方が経済的です。
② 自動車税
インテグラタイプS(2.0L):年間39,500円
CR-Z(1.5L):年間34,500円
排気量が小さいCR-Zの方が年間5,000円ほど安くなります。
③ 保険料
インテグラタイプSはスポーツモデルのため、保険料が高くなりやすいです。特に20代~30代の方が加入する場合、年間10万円以上かかるケースもあります。一方、CR-Zはハイブリッドカーとして分類され、保険料も比較的抑えられる傾向があります。
④ 車検費用
車検にかかる費用は、インテグラタイプSの方が高めになります。特にエンジン関連の消耗品やブレーキパーツの交換が発生しやすく、15万円前後かかることもあります。一方、CR-Zは比較的安価で10万円以内に収まるケースが多いです。
3. 乗り心地と実用性
① 街乗りの快適さ
CR-Zはハイブリッドシステムを搭載しており、静粛性が高く街乗りに適しています。対して、インテグラタイプSはエンジンのレスポンスが良く、走る楽しさを求める人には最適ですが、燃費が悪く、低速域では扱いにくい面もあります。
② 室内空間と実用性
インテグラタイプSは4ドアモデルのため、後部座席を含めて実用性は高いです。一方で、CR-Zは2ドアクーペであり、後部座席のスペースが狭いため、実用性はやや劣ります。
4. どちらを選ぶべきか?
- スポーツ性能・走る楽しさを重視するなら「インテグラタイプS」
- 維持費を抑えつつ燃費と経済性を求めるなら「CR-Z」
インテグラタイプSはスポーツ走行を楽しみたい人向けですが、維持費がかかります。一方で、CR-Zは燃費の良さと維持費の低さを考えると日常使いに最適です。
5. まとめ
- インテグラタイプSはパワフルな走りが魅力だが、維持費が高い。
- CR-Zは燃費が良く、維持費を抑えたい人におすすめ。
- 街乗り中心ならCR-Z、スポーツドライビングを楽しむならインテグラタイプSが最適。
あなたのライフスタイルや予算に合わせて、最適な一台を選びましょう。
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