トヨタのコンパクトSUV「ライズ」にはガソリン車とハイブリッド車が設定されており、街中で見かけた車両を外観だけで見分けたいこともあるでしょう。両者は基本的なボディデザインがよく似ているため、正面や遠目から見ただけでは判別しにくい一方、純正状態であれば比較的わかりやすい確認ポイントがあります。
特に注目したいのがホイールのボルト(ナット)の数です。ライズではハイブリッド車とガソリン車でホイール仕様に違いがあるため、外から確認する方法として役立ちます。ただし、社外ホイールへの交換や年式・仕様の違いも考慮する必要があります。
ライズのハイブリッド車とガソリン車は外観がよく似ている
ライズにはハイブリッド車とガソリン車がありますが、パワートレーンが違うからといって車体そのものが大幅に異なるわけではありません。フロントマスクやボディ形状だけを見て、瞬時に「これはハイブリッド」と判断するのは難しい車種です。
トヨタの現行ライズでは、ハイブリッド車としてZとG、ガソリン車としてZ・G・Xなどが設定されています。つまり「Zだからハイブリッド」といったグレード名だけでの判別もできません。
そのため、外観から確認するときにはボディ全体の雰囲気ではなく、ハイブリッド車とガソリン車で仕様が明確に異なる部分を見るのがポイントになります。
最もわかりやすいポイントはホイールの「5穴」と「4穴」
純正仕様のライズで非常にわかりやすい違いが、ホイールを固定しているナットの数です。トヨタのグレード別装備情報では、ハイブリッド車の純正ホイールは5穴、ガソリン車の純正ホイールは4穴となっています。
| 車種 | 純正ホイールの特徴 |
|---|---|
| ライズ ハイブリッド Z | 17インチアルミホイール・5穴 |
| ライズ ハイブリッド G | 16インチアルミホイール・5穴 |
| ライズ ガソリン Z | 17インチアルミホイール・4穴 |
| ライズ ガソリン G | 16インチアルミホイール・4穴 |
たとえば駐車場にライズが停まっていた場合、タイヤ中央付近を見て、ホイールナットが五角形のように5個配置されていればハイブリッド車、4個ならガソリン車と判断する有力な手掛かりになります。トヨタの公式系グレード情報でも、Z・Gともにハイブリッド車が5穴、ガソリン車が4穴であることが確認できます。
ライズの最新仕様やグレード構成については、トヨタ自動車の公式情報を確認するのが確実です。[参照]トヨタ ライズ公式サイト
なぜハイブリッドだけ5穴なのか
ホイールの穴数が違うのは、単なるハイブリッド車用のデザイン上の演出ではありません。車両の構造や足回りなどの仕様に関係する違いです。そのため、純正ホイールの場合は見分ける際のかなり有力なポイントになります。
ライズのハイブリッド車は、エンジンで発電してモーターで走行するシリーズハイブリッド方式「e-SMARTハイブリッド」を採用しています。ガソリン車とはパワートレーンだけでなく、一部の車両仕様にも違いがあります。
一方で「17インチならハイブリッド」という判断はできません。Zグレードではハイブリッド車とガソリン車の双方に17インチホイールがあります。見るべきなのはホイールの大きさよりも、中央にあるナットが5個なのか4個なのかという点です。
後ろから確認できる場合はエンブレムも手掛かりになる
ライズのハイブリッド車では、リヤまわりのハイブリッドを示す意匠も判別材料になります。そのため、車両の後方を確認できる状況なら、ホイールだけでなくバックドア周辺のエンブレム類を見る方法もあります。
ただし、中古車ではエンブレムが取り外されていたり、社外品に交換されていたりする可能性があります。逆にドレスアップ目的で別のエンブレムが装着されることもあるため、エンブレムだけで100%断定するのは避けた方がよいでしょう。
外観判別では、一つの特徴だけを見るより「エンブレム」「ホイールの穴数」など複数のポイントを組み合わせると判断しやすくなります。
外観だけでは判別できないケースもある
注意したいのが、ホイールを社外品に交換している車両です。純正状態なら穴数は非常に有力な手掛かりですが、中古車やカスタム車では外観がメーカー出荷時の状態から変更されている場合があります。
また、ライズは2019年に登場し、ハイブリッド車は2021年の改良時に追加されています。中古車を確認するときには年式によって設定されているパワートレーン自体が異なることにも注意が必要です。
したがって、中古車購入などで「絶対にハイブリッドかどうか確認する必要がある」という場面では、外観だけに頼るべきではありません。車検証の型式や販売店の車両情報などを確認する方法が確実です。
中古車購入時は型式や車両情報まで確認する
街で見かけたライズを判別する程度ならホイールを見る方法で十分便利ですが、中古車を購入する場合には正式な車両情報を確認しましょう。外装部品は交換できますが、車両の型式などは車そのものを特定する重要な情報だからです。
特に中古車サイトでは「ハイブリッド」「ガソリン」「2WD」「4WD」などが掲載されています。ライズのハイブリッド車は2WD設定で、トヨタ公式サイトでもハイブリッド車とガソリン車がそれぞれ別のパワーユニットとして案内されています。
購入前には販売店へ「ハイブリッド車で間違いないか」「年式・型式は何か」を確認し、車検証などと照合するのが安全です。外観判別はあくまで簡単な見分け方として利用するとよいでしょう。
まとめ:純正ライズならホイールの穴数が見分けやすい
トヨタ・ライズのハイブリッド車とガソリン車は外観がよく似ていますが、純正状態ならホイールのナット数がわかりやすい判別ポイントです。基本的にはハイブリッド車が5穴、ガソリン車が4穴となっているため、横から車を見ることができれば比較的簡単に確認できます。
一方、ホイールやエンブレムなどは交換・変更される可能性があります。街中で見分けるための目安としては便利ですが、中古車購入など正確な確認が必要な場合は、年式・型式・車検証などの車両情報を確認することが重要です。
なお、グレード構成や装備は改良によって変更される場合があります。最新車両について判断するときは、[参照]トヨタ自動車 ライズ公式情報で最新の仕様を確認してください。


コメント