S13シルビアを手に入れたい、または既に所有していて「街乗り中心だけどたまにドリフトも楽しみたい」と考える方にとって、エンジン選びは重要なポイントです。本記事では、CA18DETとSR20DET、それぞれの特性と街乗り+ライトなドリフト用途に適しているのはどちらかを徹底解説します。
S13シルビアとは?名機と語られる理由
日産が1988年に発売したS13シルビアは、軽量なFR車として走行性能が高く、チューニングのベース車両としても絶大な人気を誇りました。
その中でも、前期型に搭載されたCA18DETと、後期型のSR20DETは、どちらもターボ付き直列4気筒エンジンで、時代を代表する名機として今も多くのファンに支持されています。
CA18DETとSR20DETの基本スペック比較
項目 | CA18DET | SR20DET |
---|---|---|
排気量 | 1.8L | 2.0L |
最高出力 | 175ps/6400rpm | 205ps/6000rpm |
最大トルク | 23.0kgf・m/4000rpm | 28.0kgf・m/4000rpm |
搭載モデル | 前期型S13 | 後期型S13 |
CA18DETは鋳鉄ブロック、SR20DETはアルミブロックで軽量化されています。パワー・トルクともにSR20DETが上回ります。
街乗りメインで重視すべきポイント
街乗りで快適性を求める場合、アイドリングの安定性や低速トルク、部品の入手性が重要です。その観点で見れば、SR20DETの方が扱いやすく、メンテナンス性も優れています。
一方でCA18DETは、旧車らしい味のあるフィーリングや軽快な吹け上がりが魅力。街中を気持ちよく走りたい人にはおすすめです。
たまのドリフトならどちらが有利?
ドリフトにおいては中〜高回転域のパワーが必要になります。SR20DETは純正状態でも205psあり、ノーマルでもしっかりスライドをコントロールできます。
CA18DETはパワー面でやや劣るため、ドリフトを本格的に楽しむにはブーストアップやタービン交換といったチューニングが必要になるケースも多いです。
実際のユーザーの声と維持コスト
SR20DETは中古部品も豊富で、今でもチューニングパーツが多く存在します。整備性もよく、エンジンの信頼性が高いのも魅力。
CA18DETは一部のパーツが入手困難になりつつあり、修理コストが高くなる場合があります。ただし、”人と違う車に乗りたい”というこだわり派には人気です。
どちらを選ぶべき?おすすめの結論
街乗りが中心で、たまにドリフトを楽しみたいというバランス派にはSR20DETが断然おすすめです。トルクの太さ、信頼性、部品の入手性、どれをとっても安心です。
一方で、走りの味やサウンドにこだわる方や、希少価値を求める方はCA18DETを選んでも満足できるでしょう。
まとめ
S13シルビアはCA18DETとSR20DETという2種類の魅力的なエンジンを搭載していますが、街乗りメイン+たまにドリフトという使い方なら、SR20DETの後期型がおすすめです。
パーツ供給・メンテ性・トルク・快適性のバランスが良く、初心者にも扱いやすい仕様です。もちろんCA18DETにも独特の味があり、個性派として愛されています。自分のスタイルに合った1台をぜひ見つけてください。
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