YAMAHAのジョグZR(CV50ZR)5SW7型は、2007年式の排ガス規制後モデルとして根強い人気を誇るスクーターです。燃費と走行性能のバランスが良く、カスタムの素材としても注目されています。特に「ハイギア化」は、加速や最高速アップを狙いたい方には定番のチューニング手法。しかし、5SW7に適合するハイギアの情報は少なく、選定が難しいのが現状です。この記事では、2007年式ジョグZRに合うハイギアの選び方やメーカー情報、実際の取り付け例まで詳しく解説します。
ジョグZR(5SW7)のギア仕様と注意点
5SW7型ジョグZRは、5MLやSA16Jといった旧型と異なり、エンジン形式やトランスミッション構造が変更されています。これにより、従来モデル用のハイギアがそのままでは使用できないケースがあります。
また、ギア比やシャフト径など微妙な設計差があるため、適合確認は必須です。互換性のないギアを装着すると、ノイズやトラブルの原因になりかねません。
適合するハイギアの代表的なメーカーと品番
以下のメーカーから、5SW7型に対応するハイギアがラインナップされています。
- キタコ(KITACO):品番 403-0417900(5SW規制後対応)
- デイトナ(DAYTONA):適合未記載のため注意が必要(旧型ZR用が多い)
- KN企画:「規制後対応」と明記されたギアセットあり、通販サイトで「5SW7対応」と記載があることを要確認
特にキタコ製は公式サイトでも5SW7に対応していると記載があるため、安心感があります。
ハイギア化による効果とセッティングのポイント
ハイギアを導入することで、エンジン回転数を抑えた状態での巡航速度が上がり、結果として最高速の向上が期待できます。たとえば、ノーマルで60km/h程度だったものが、70〜75km/hまで到達するケースも。
一方で、低速トルクが落ちる傾向にあるため、ウェイトローラーの調整や、場合によってはクラッチスプリングの交換などと併用したセッティングが求められます。
実際の取り付け例とユーザーの声
実際に5SW7にKITACOのハイギアを組み込んだユーザーの声を紹介します。
「60km/hを超えてもエンジンが唸らず、快適に走れるようになった」「登坂は若干弱くなったが、街乗りでは問題なし」「燃費は逆に伸びた」など、概ね高評価が目立ちます。
また、取り付けは特殊工具(ベアリングプーラーなど)が必要になるため、バイクショップでの作業依頼がおすすめです。
ハイギア導入時の費用と注意点
ハイギアキットの価格はおおよそ5,000円〜8,000円前後。取り付け工賃を含めると、総額で10,000〜15,000円程度を見積もっておくと良いでしょう。
また、車体により多少の個体差があるため、「削り加工」などが必要になるケースもあります。ネット購入時は「返品不可」の表記にも注意してください。
まとめ:5SW7のジョグZRでもハイギアは可能!適合確認をしっかりと
2007年式ジョグZR(5SW7)にハイギアを組むことは可能ですが、対応ギアの選定とセッティングの知識が重要です。確実に適合するキットを選び、必要に応じてプロの整備士に依頼することで、快適でスムーズな走りを実現できます。
快適なスクーターライフを追求する方にとって、ハイギアは魅力的なカスタムメニューのひとつ。ぜひ参考にしてみてください。
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