カワサキW400は、そのクラシックなデザインと魅力的な走行性能で多くのバイク愛好者に支持されています。カスタムパーツを使って、エンジンやキャブレターをアップグレードすることで、さらに個性的でパフォーマンスの高いバイクにすることができます。しかし、キャブレターの変更に伴う各種の取り付け作業には注意が必要です。
特に、W400のキャブをCRキャブに変更する場合、エアクリーナーの撤去やブリーザーの取り扱いについて悩むことが多いです。この記事では、キャブ変更に伴うブリーザーの取り扱い方法や、よくある疑問について解説します。
1. W400のキャブ変更とブリーザーの役割
キャブレターをCRキャブに変更する際には、ノーマルのエアクリーナーを撤去することが一般的です。これにより、エアフローが改善され、エンジンのパフォーマンスが向上する場合がありますが、同時にブリーザーの取り扱いに注意が必要になります。
ブリーザーは、エンジン内部の圧力を調整するための重要な役割を果たしており、特にシリンダーヘッドから出るT型のブリーザーホースはエンジンの健康に大きく影響します。これを外すことができるのか、または他の方法で対処する必要があるのか、しっかり理解しておくことが大切です。
2. シリンダーヘッドから来るT型ブリーザーの取り扱い
シリンダーヘッドから来るT型のブリーザーホースは、エンジン内部のガスを外部に排出するための重要なパーツです。これを外してしまうと、エンジン内で圧力が不安定になり、最悪の場合、エンジンのオーバーヒートや内部損傷を引き起こす可能性があります。
そのため、T型ブリーザーは外さずに適切な方法で処理することが求められます。多くのカスタムユーザーは、このホースを他のパーツで受ける方法を採用しています。専用のオイルキャッチタンクや、ブリーザー専用のフィルターを取り付けることで、エンジン内部のガスを安全に排出することが可能です。
3. キャブ変更時におけるエアクリーナーの撤去とその影響
CRキャブへの変更に伴い、エアクリーナーを撤去することで、エアフローが大幅に改善されるため、エンジンのレスポンスが向上する可能性があります。しかし、この変更には注意が必要です。
エアクリーナーを外すことで、埃やゴミが直接キャブレターに入りやすくなり、エンジン内部が汚れやすくなるリスクがあります。このため、エアクリーナーの代わりに、スポーツ用のエアフィルターを装着することをお勧めします。
4. ブリーザーの取り扱いに関する注意点
ブリーザーを取り扱う際には、エンジンの密閉性を保つことが非常に重要です。T型ブリーザーを外す代わりに、新たな方法でガスを排出する手段を講じることが求められます。専用のオイルキャッチタンクやクランクケースベントパーツを取り付けることにより、エンジン内部のガス圧を安全に処理できます。
また、シリンダーヘッドのT型ブリーザーを外す場合でも、必ずその後にエンジン内部の圧力が安定するような対策を取ることが重要です。この部分のカスタムは、エンジンの性能に大きく影響を与えるため、慎重に行いましょう。
5. CRキャブへの変更によるエンジン性能の向上とその調整
CRキャブへの変更は、エンジンの性能向上に大きな効果をもたらします。特に、エアクリーナーの撤去により、エアフローが改善され、エンジンのレスポンスが向上しますが、キャブの調整が重要です。
CRキャブに交換する際は、ジェット類や燃料調整を行うことで、最適な燃焼を実現することができます。これにより、エンジンのトルクや馬力が増し、走行性能が向上します。しかし、キャブレターの調整を誤ると、逆にパフォーマンスが低下することもあるため、慎重な調整が必要です。
6. まとめ:W400のキャブ変更とブリーザーの取り扱いの注意点
カワサキW400のキャブをCRキャブに変更する際、エアクリーナーの撤去やブリーザーの取り扱いは非常に重要なポイントです。シリンダーヘッドから来るT型のブリーザーホースを外す場合でも、その後の圧力調整を適切に行う必要があります。
CRキャブへの変更により、エンジンのパフォーマンスが向上しますが、それと同時に細部の調整やカスタマイズが求められます。適切なパーツの選定と調整を行うことで、安全かつ高性能なバイクに仕上げることができます。
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