バイクのステップ交換作業中に六角ネジが舐めてしまった場合、その修理は少し手間がかかります。逆タップやドリルでの穴あけを試みたものの、ネジが中で切れてしまった場合、どうしたら良いのでしょうか?この記事では、こうしたトラブルを解決する方法を詳しく解説します。
六角ネジが舐めた場合の一般的な原因と対策
六角ネジが舐める原因には、過度なトルクや使用した工具の不適切さなどがあります。舐めた場合、そのままネジを回すことはできないため、通常はドリルで穴を開けて逆タップを使用する方法を取ります。しかし、逆タップがうまく引っかからない場合、別の方法を試す必要があります。
最初に試すべきは、ネジが少しでも残っている場合、再度六角ビットで慎重に回し直すことです。それでも無理な場合は、次に示す方法を検討してみましょう。
ドリルと逆タップを使った修理方法の詳細
逆タップは、ネジが舐めてしまった際に非常に有効な工具です。最初にネジの中心にドリルで小さな穴を開け、逆タップを挿入して回転させることで、ネジを取り出すことができます。しかし、逆タップが引っかからない場合、以下の方法を試してみましょう。
1. 逆タップのサイズが合っていない可能性があるため、適切なサイズの逆タップを選ぶことが重要です。
2. ドリルで穴を開ける際に、穴の中心を正確に狙うことが必要です。ズレると逆タップがうまく引っかかりません。
他の方法:ネジを完全に取り外す
もし逆タップで解決できない場合、ネジを完全に取り外すために以下の方法を試してみることができます。
- 溶接法:溶接を利用してネジに小さなボルトを取り付け、ボルトを回してネジを取り外す方法です。これには専用の工具が必要ですが、非常に効果的です。
- スプリングピン法:スプリングピンを使ってネジの中心に穴を開け、ピンを挿入することでネジを引き抜く方法です。専用の工具が必要ですが、成功すればネジを取り外すことができます。
どちらの方法も簡単ではありませんが、上記の方法であれば、ネジを完全に取り外すことができる可能性があります。
タップとスレッドの修正方法
逆タップで問題が解決しない場合、タップを使ってスレッド自体を修正する方法もあります。タップはネジ穴を修復するための道具で、傷ついたスレッドを再度切り直すことができます。
タップのサイズや種類を適切に選ぶことが重要です。スレッドが修復できた場合、再度ネジを取り付けることが可能となります。
まとめ
バイクのステップ交換時に六角ネジが舐めてしまった場合、ドリルと逆タップで修理するのが一般的ですが、それでもうまくいかない場合は、ネジを完全に取り外すための他の方法(溶接法やスプリングピン法)を試すことができます。また、タップでスレッドを修復する方法も検討してみましょう。これらの方法を使えば、ネジの問題を解決し、元通りに修理ができる可能性が高くなります。
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