ハーレーのダイナモデルや他のバイクにおいて、リジットマウントへの変更は大きなカスタマイズとなります。この変更は、特にライディングのフィーリングやバイクの性格に影響を与えるため、慎重に行うべきです。ここでは、リジットマウントに変更するための方法や、その際の注意点について解説します。
リジットマウントとは?
リジットマウントとは、エンジンやトランスミッションをフレームに直接取り付ける方式のことです。この方法では、エンジンとフレームがゴムやラバーによる振動吸収なしに密接に接続されるため、振動が直接ライダーに伝わります。
ハーレーにおけるラバー・マウントとは対照的に、リジットマウントはよりダイレクトで硬い乗り味を提供しますが、振動が強くなるため、快適性は低下する可能性があります。
05年式キャブダイナのリジットマウント化は可能か?
05年式キャブダイナにおいて、リジットマウント化は技術的に可能ですが、単純にラバーゴムを取り外すだけでは済みません。リジットマウントに変更するためには、専用のパーツやマウントプレートが必要となります。
また、エンジンとフレームを直接接続するため、振動や走行性能に大きな影響を与えることを理解しておく必要があります。振動を減らすための対策が取られた部品もありますが、完全に振動を抑えることは難しいです。
リジットマウント化のメリットとデメリット
リジットマウントの主なメリットは、エンジンの反応がダイレクトになることです。加速時や減速時にエンジンの動きがフレームに直結するため、バイクの挙動がより素直に感じられます。
一方で、デメリットとしては、振動がダイレクトに伝わるため、長時間の走行や高速道路では疲れやすくなることがあります。また、フレームやエンジンへの負担が増える可能性があるため、定期的な点検が必要です。
リジットマウント化に必要なパーツと作業
リジットマウント化には、ラバーマウントを外すだけでなく、専用のリジットマウントキットやエンジンマウントが必要です。これらはハーレー専用に設計されたものが多く、フレームやエンジンにぴったり合うように作られています。
作業に関しては、エンジンの取り外しやフレームの調整が必要になるため、専門のバイクショップでの作業を推奨します。DIYでの作業も可能ですが、慎重に作業を進める必要があります。
リジットマウント化後の注意点
リジットマウント化後は、振動が強くなるため、定期的にフレームやエンジンの点検を行うことが重要です。また、ライディングの際に快適性が損なわれる可能性があるため、長距離走行時には注意が必要です。
さらに、振動によって他の部品に影響を与えることも考慮し、特に電気系統やスイッチ類の耐久性に問題が出る場合があります。定期的なメンテナンスを欠かさず行うことが大切です。
まとめ:リジットマウント化の判断基準
ハーレーをリジットマウントに変更することは、バイクの性格を大きく変えるカスタマイズです。よりダイレクトな乗り心地を求めるライダーには魅力的ですが、振動や快適性の低下というデメリットも存在します。
リジットマウント化を検討する場合は、振動がエンジンやフレームに与える影響、長距離走行時の疲れやすさなどを考慮し、しっかりと準備を整えた上で行うことをおすすめします。
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