バイクのカラーコードが不明な場合の補修タッチペンの選び方|中華カウルにも対応する色合わせのコツ

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バイクのカウルを補修する際、純正のカラーコードが不明な場合や中華製カウルなどで色番が分からない場合、色の選定に苦労します。この記事では、カラーコードが分からないバイクカウルに対して、できるだけ近い色で補修するための方法とタッチペン選びのコツを具体的に解説します。

カラーコードが不明な場合の基本的なアプローチ

純正のカラーコードが分からない場合、以下のような手順で近似色を探すことができます。

  • 現物に近い色の自動車用タッチアップペンを比較する
  • 調色業者に依頼して現物合わせの塗料を作成する
  • カラーチップ帳で視覚的に近い色を探す

特に中華カウルの場合、製造ロットごとの個体差が大きいため、純正と完全に一致させるのは難しいことを前提に調整する姿勢が大切です。

自動車用タッチペンの活用と注意点

市販の自動車用タッチアップペンは種類が豊富で、特にトヨタ、ホンダ、日産のパール系やメタリック系の色は、バイクにも応用が利くことがあります。

例えば、「トヨタ 1E7(シルバーメタリック)」や「ホンダ NH-623M」などは比較的万能ですが、光の当たり方や下地処理によって見え方が変わるため、必ずテスト塗りを行いましょう

調色サービスを利用して精度を上げる

市販色で合わない場合、バイクショップや板金業者、一部のホームセンターが提供する調色サービスが有効です。

例えば、塗装面を一部切り取って送付することで、それをもとに完全に一致した色を調合してくれる業者も存在します。

価格はスプレー缶1本で3,000~5,000円前後が相場です。

実例:ユーザーの試行錯誤から学ぶ色合わせ

あるライダーは中華カウルの青に合う色を探す中で、日産の「B17 ミッドナイトブルー」が近いと感じ購入しましたが、光が当たると紫がかってしまい断念。最終的には調色業者に頼み、近似色を自作スプレーで再現しました。

このように、一見似て見えても、実際の塗装では違和感が生じることもあるため、複数の手法を試すことが重要です。

色合わせを成功させるための補修手順

  • 補修箇所の研磨と脱脂を丁寧に行う
  • サーフェイサーで下地を整える
  • テスト塗りで色味を確認
  • 重ね塗りは薄く数回に分ける
  • クリア仕上げで色差を目立たせない

また、光沢やパール感の再現にも注意が必要で、塗料よりもクリアコートの質で仕上がりに差が出る場合もあります。

まとめ:完璧を求めず納得できる色を探そう

バイクのカウル補修でカラーコードが不明な場合、完璧に一致する色を求めるのは難易度が高いですが、自動車用タッチペンの活用や調色依頼、テスト塗りなどの工夫でかなり近い仕上がりは可能です。

特に自家塗装では「違和感のなさ」こそが最も重要ですので、気になる箇所を中心に丁寧な補修を行いましょう。

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