近年のSUV市場では、デザインや走行性能だけでなく「静粛性」も選択の重要な要素となっています。特にトヨタのハリアー、ラブ4(RAV4)、そしてレクサスの新型コンパクトSUV・LBXはいずれも人気モデルですが、静かさにどの程度の違いがあるのか気になる方も多いはずです。この記事では、ハリアー・LBX・RAV4の静粛性を徹底比較し、どれが静かに乗れるSUVかを解説します。
ハリアーの静粛性の特徴
ハリアーは「都市型ラグジュアリーSUV」として開発されており、遮音材や吸音材を多く使った静粛性重視の設計がなされています。特にハイブリッドモデルでは、EV走行領域の静かさに加え、エンジン始動時も滑らかなトルク移行が特徴です。
実際の試乗レビューでも、「街中や高速道路でも会話が快適にできるレベルの静かさ」と評価されており、クラスとしては高水準の静粛性を実現しています。
レクサスLBXの静粛性はコンパクトでも本格派
LBXはレクサスが初めて開発したコンパクトクロスオーバーで、サイズこそヤリスクロスと同等ながら、遮音性能には徹底的にこだわっています。たとえば、フロントウィンドウとフロントドアには遮音ガラスが採用されており、ロードノイズの侵入を大幅に抑えています。
エンジン音も非常に静かで、特にハイブリッドモデルではエンジンがかかっているのか分からないレベルの静粛性との評価もあります。コンパクトSUVとしては異例ともいえる高級志向が反映されており、日常使いにおける快適性はトップクラスです。
RAV4の静粛性はハリアーと比較してどうか
RAV4はアウトドア志向の強いミドルサイズSUVで、静粛性に関しては必要十分レベルという評価が多いです。エンジン音やロードノイズ、風切り音に関しては、「うるさい」と感じるほどではないものの、ハリアーと比べるとやや劣る傾向があります。
特に荒れた路面では、タイヤからのノイズが室内に伝わる場面があり、高速巡航中の静粛性ではハリアーに一歩譲る形となります。ただし、ハイブリッドモデルを選べばエンジン始動時の静かさは十分に感じられます。
静粛性重視ならどれを選ぶべきか
結論から言えば、「静粛性だけを最優先に考えるならLBXが最も優秀」と言えます。ボディサイズが小さいにもかかわらず、レクサス基準の遮音・吸音対策が徹底されており、日常使いにおいて圧倒的な快適さを提供します。
一方で、より広い室内空間とバランスの取れた高級感を求めるならハリアーも非常におすすめです。特に静かで上質な乗り心地を実感できるのはハリアーの大きな魅力です。
RAV4はアウトドアやアクティブな使用を重視する方にはピッタリですが、静粛性を求める観点ではやや劣るため、目的に応じた選択が重要になります。
まとめ:静粛性ならLBX、バランスならハリアー、実用性ならRAV4
ハリアーとLBXを比べた場合、静粛性の面ではLBXに軍配が上がります。ただし、居住性やラゲッジスペースなどトータルバランスで見るとハリアーも非常に魅力的な選択肢です。RAV4は悪路走行や積載性に優れたモデルですが、静粛性に限って言えば一段下と考えるのが妥当です。どの車も特徴が異なるため、自分のライフスタイルに合った1台を選ぶことが後悔しないポイントとなります。
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