新車購入時に字光式ナンバープレートを希望しても、ディーラー側で対応を断られるケースが増えているようです。しかし、購入後に自分で字光式ナンバーに変更することは可能です。この記事では、通常のナンバープレートから薄型LED字光式ナンバーに変更する手順と注意点をわかりやすく解説します。
字光式ナンバーとは?特徴と取得条件
字光式ナンバープレートは、夜間に文字部分が発光する特殊なナンバープレートで、視認性の高さから人気があります。ただし、対象となるのは「自家用登録車(普通車)」と「軽自動車(黒ナンバー)」に限られます。
また、字光式ナンバーを使用するには、別売の字光式照明器具(発光装置)の取り付けが必須です。最近では薄型LEDタイプが主流となっており、スタイリッシュかつ省電力という特徴があります。
納車後に字光式ナンバーへ変更するステップ
通常ナンバーで車を購入したあと、字光式に変更するには以下の流れになります。
- 薄型LED発光器具を購入する(ネット通販または専門店)
- 取付対応の整備工場・用品店で装着
- 管轄の運輸支局または軽自動車検査協会で「字光式ナンバー」に変更申請
- ナンバープレートを返却し、字光式プレートを再交付
申請の際には「車検証」「身分証」「印鑑」「発光器具の取り付け確認書(または現物確認)」が必要です。
発光器具の選び方と取付のポイント
薄型LEDタイプは従来の蛍光灯タイプに比べて圧倒的に薄く、見た目もスマート。人気のブランドには「RAYBRIG」「Koito」などがあります。
取り付けはDIYでも可能ですが、配線処理や防水対策が必要なため、整備工場やカー用品店に依頼するのが安心です。工賃は1〜2万円程度が相場です。
ナンバープレート再交付の費用と所要時間
字光式ナンバーへの変更には、プレート代と手数料が発生します。
- プレート代:約1,500〜3,000円(地域によって異なる)
- 再交付手数料:数百円程度
当日発行される場合もありますが、地域によっては後日受け取りになることも。事前に運輸支局のサイトで確認しておくと安心です。
ディーラーで断られる理由と対策
ディーラーが字光式ナンバーを断る背景には、「発光器具の仕入れ対応が難しい」「工場設備の制限」「取り扱いを一時停止している」などが挙げられます。
対策としては、納車前に「通常ナンバーで納車→後日自分で字光式に変更したい」と伝え、車両構造に変更がないようにしてもらうとスムーズです。
まとめ|後からの変更でも字光式ナンバーは十分可能
字光式ナンバーは、新車購入時に断られても後から自分で変更することが可能です。発光器具の選定と取り付け、運輸支局での手続きさえ踏めば、スタイリッシュで夜間も視認性の高いナンバーを実現できます。
手間はかかりますが、見た目や安全性にこだわる方には十分価値あるカスタマイズです。ぜひ、信頼できる整備店やショップと連携しながら進めてみてください。
コメント