バイク(たとえばなど)を新車で購入したのに、リアサス交換のためネジを緩めようとしたら「ネジがなめていた(回せない/ネジ山がつぶれていた)」という話は時折聞かれます。本記事では、「なぜ新車でそのような事態が起こる可能性があるのか」、また「実際にどうチェック・対処すべきか」を整理します。
ネジが“なめる(ネジ山破損・頭部摩耗)”とは何か
「ネジがなめる」とは、ネジの頭部やネジ山(雄ネジ/雌ネジ側)が摩耗・破損して、正しく工具が掛からなくなる状況を指します。[参照] 例えばプラスネジの十字溝が潰れてドライバーが入らない、六角ボルトの角が丸くなってレンチが掛からない――こうした状態です。
また、ネジ山そのもの(ボルトのねじ込み部分やナット側)が潰れていたり、雌ネジ穴が不良だったりすると、締め直し/緩めどちらも正常にできなくなります。[参照]
新車でネジがなめている可能性は「ゼロではない」――なぜ起こるか
通常、新車のネジは製造〜組み立て〜出荷時に厳格なチェックを受けていますが、以下のような要因で“最初から不良/不具合”が起こることがあります。
- 製造時のネジ穴加工不良や誤組付け(雄ネジ/雌ネジのネジ山が適切に切られていない、穴のピッチがズレているなど)
- 組付け時の過度なトルク締め付けや工具ミスによるネジ山や頭部の損傷
- 輸送中や納車整備時の取り扱いでの衝撃・負荷により、ネジや締結部が微妙に歪んだ/ずれた
実際に、新車購入直後にネジの締め直しやカスタムを試みたところ「ボルト硬すぎ問題」「ナメていた」という声も、バイク乗りの間で聞かれることがあります。[参照]
どうやってチェックすべきか ― 購入直後の点検ポイント
ネジが最初から正常かどうかを確認するには、新車納車直後に以下のチェックを行うのが安心です。
- ネジを一度ゆるめてみて、「問題なく回るか」「工具がきちんと掛かるか」を確認
- 締め直すなら、メーカー指定のトルクレンチで適正トルクで締め付け
- 部品番号や取り付け部の形状(ネジ穴の深さ、ボルトの長さやネジピッチ)が合っているか確認
- もしネジが固着・ナメていたら、すぐに購入店(販売ディーラー)に相談/保証や保証書を確認
特にリアサスペンションなど安全性にかかわる部分を触るなら、「納車時点で問題なし」「定期点検でもネジ状態に異常なし」を確認しておくことが重要です。
もしネジがなめていたら ― 対処法と注意点
ナメたネジを無理に力任せで回すのは逆にダメージを広げるリスクがあります。まずは潤滑剤を使った「ゆすり」「緩め/締め直し」、場合によっては専用工具や取替えを検討します。[参照]
それでも改善しない場合、ネジ穴そのものが不良の可能性もあるため、販売店や整備工場での点検・修理を依頼するのが安全です。くれぐれも「ネジが回らないからと乱暴に回す」というのは避けましょう。
結論 ― 新車でも“あり得ない”とは言えない。早めのチェックが安心への第一歩
結論として、「バイクを新車で買ったのにネジがなめていた」という可能性は完全には否定できません。ただし、頻度としては少数派で、きちんと点検・管理すれば未然に防げるケースが多いです。
購入後すぐにネジやボルトの状態をチェックし、何か異常があれば販売店へ相談――これが、安全で不安の少ないバイクライフにつながります。


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