バイクのユーザー車検を受ける際には、車検だけでなく自賠責保険(強制保険)にも注意が必要です。今回は、車検と自賠責保険の有効期間がズレている場合の対応について、ユーザー目線でわかりやすく解説します。
車検と自賠責保険の基本的な関係
車検は通常2年ごとに受ける必要があり、自賠責保険も車検期間に合わせて24ヶ月で加入するのが一般的です。
しかし実際には、バイクを購入した時期や前回の保険加入状況により、車検満了日と自賠責保険の満了日が一致しないことがあります。
自賠責が残っていれば更新不要?
結論から言うと、有効な自賠責保険が車検満了日以降も残っていれば、その場で更新する必要はありません。
例えば、車検の有効期限が6月20日で、自賠責保険が7月21日まで残っている場合、その自賠責を使ってユーザー車検を受けることが可能です。
注意点:新たな車検期間に見合った保険期間
ただし、車検を通すためには、次の車検満了日まで自賠責保険が有効である必要があります。つまり、次の2年間分の自賠責保険に更新しておく必要があるのです。
上記の例では、ユーザー車検を受けて新しい車検証を取得する際には、7月21日までの保険では不十分なので、追加で2年分の保険に更新する必要が出てきます。
ユーザー車検時に必要な自賠責の期間
車検場では、新たな車検有効期間+1日以上の自賠責保険期間が求められます。
そのため、多くのユーザーは車検前に保険会社やバイクショップで自賠責保険の24ヶ月加入を済ませてから、車検を受けています。
実例:車検と自賠責保険のズレ対応
実際に、車検が6月20日、自賠責が7月21日までの場合、6月20日にそのままユーザー車検を受けると、次回車検が2026年6月20日になります。
そのため、2026年6月20日までカバーするように、自賠責保険を新たに24ヶ月分(=2026年6月以降まで)加入する必要が出てきます。
まとめ:有効な自賠責があっても更新が必要な理由
すでに有効な自賠責保険が残っていても、ユーザー車検の際には次回の車検満了日までの期間をカバーできる保険証明が必要です。
そのため、古い保険を残したまま、新たに24ヶ月分の自賠責保険を加入し、保険証明書を取得してから車検に臨むのが正しい手順となります。余った保険期間は基本的に払い戻しが効かないため注意しましょう。
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