ブラックナット vs シルバーナット|後悔しないホイールナット選びのポイントとは?

カスタマイズ

愛車の足元を引き締めるカスタムとして人気のホイールナット交換。なかでもブラックナットは近年、ドレスアップの定番として注目を集めていますが、見た目のカッコよさとは裏腹に「塗装が剥げやすいのでは?」という懸念も。この記事ではブラックナットとシルバーナットの違い、塗装の耐久性、メンテナンス方法などを詳しく解説します。

ブラックナットの魅力と注意点

ブラックナットは、ホイールやボディカラーに合わせて足元を引き締める効果があります。特に黒やガンメタのホイールに装着すると、全体の統一感が生まれ、カスタム感がグッとアップします。

一方で、ブラックナットは塗装(カチオン塗装やアルマイト処理)が施されているため、装着や取り外しの際にトルクレンチやクロスレンチが塗装面を傷つける可能性があります。特にインパクトレンチでの作業は剥がれの原因になりやすいので注意が必要です。

シルバーナットの特徴と長所

シルバーナットは、ステンレスやスチールの素材そのまま、またはメッキ処理されていることが多く、見た目が劣化しにくいのが特徴です。塗装がされていないぶん、剥がれや傷が目立ちにくく、長く使っても美観が保たれるという利点があります。

また、シルバーはどんなホイールカラーにも合わせやすく、万人向けで実用性重視のユーザーにも人気があります。

実際に起こりやすいブラックナットの劣化例

実際にブラックナットを装着しているユーザーからは、「1シーズンで角が削れて塗装が剥げた」「洗車のときにホイールクリーナーで変色した」といった声も少なくありません。特に雪道を走る地域では、融雪剤による腐食も懸念されます。

対策としては、樹脂コーティングや焼き付け塗装が施された高耐久タイプのブラックナットを選ぶ、またはソケットの内側に養生テープを貼って装着時の傷を防ぐといった工夫が有効です。

選ぶ際のポイントとおすすめナット

  • スタイリング重視:ブラックアルマイト処理や焼き付け塗装タイプのナットを選ぶ
  • 実用性・耐久性重視:スチール製クロムメッキナットやステンレス製ナットがおすすめ
  • 工具使用時の工夫:トルクレンチ使用+薄型ディープソケットで傷を最小限に

トヨタ車の場合、M12×P1.5のナットが基本となりますが、社外ホイールを装着する場合はテーパー形状(60度テーパー)が一致することを必ず確認しましょう。

まとめ|長く美しく使いたいなら「使い方と品質」で選ぶ

ブラックナットは確かにスタイリッシュですが、塗装の剥がれやサビ対策が必要です。シルバーナットは耐久性が高く、安心して使える選択肢。どちらを選ぶかは見た目と実用性、そして自身のメンテナンス意識次第です。

結論としては、「ブラック=剥げるからNG」ではなく、「品質の良いものを丁寧に使えば問題なし」。購入時には塗装の種類や口コミ、施工精度などもしっかり確認して選ぶのがおすすめです。

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