60系ハリアー ターボ(エンジン型式8AR‑FTS)にオートゲージのブースト計を取り付けたいけれど、エンジンルーム内の配管や工夫がわからず悩んでいる方に向けて、実際の手順やポイントを整理した記事です。
8AR‑FTS エンジンでブースト圧を取り出す方法
8AR‑FTS エンジンでは、純正の圧力センサーが使われており、BLITZ製の「Boost Adapter」が共通品番部品対応のため活用可能なケースがあります。このアダプターを使うことで、純正センサーの間から圧力信号を簡単に分岐できます。 [参照]
ただし取り付けには位置調整や干渉対策が必要となる場合があり、車種別の細かな工夫が求められます。
実際の作業手順と工夫ポイント
①アダプターを純正センサーと入れ替え、付属ボルトで固定します。ただし干渉する部品がある場合、アダプターを180度回転させたり、ボルト位置を補強金具で支える必要があります。
②パイプ類と衝突する場合は、バルブ類を上げる、長いボルト+スペーサーを使うなどして干渉を避ける設計調整が必要です。
③純正センサーの位置が変わると配線が届かなくなる場合があり、自作の延長ハーネスやコネクターを準備して対応する必要があります。 [参照]
配管の引き回しと車内引き込み
ブースト計に付属するホースやナイロンチューブを、インテークマニホールド付近から引き出し、エンジンルームから車内へ配管を通します。
オプショナルコネクターなどの信号線通路を利用すると、配線・ホースをきれいに引き込め、グローブボックス奥などから車内へ取り回す方法が一般的です。 [参照]
注意点とトラブル回避のコツ
- 干渉による取り付け強度不足を防ぐため、固定補強や構造改善を忘れずに。
- 純正センサーの加工は車両保証や機能に影響する可能性があるため、慎重に。
- 配線延長に伴う防水対策や振動対策を考慮した施工を行うこと。
まとめ:DIY初心者でも進められるが慎重に
60系ハリアー(8AR‑FTS)へのブースト計取り付けは、BLITZ Boost Adapter を活用すれば可能性がありますが、エンジンルームの構造や純正パーツとの干渉を把握し、丁寧に作業する必要があります。
- Boost Adapter は対応エンジン用ならポン付け可能
- 取り付け時は干渉対策やブラケット補強を検討
- 配線延長やハーネス製作は自己責任で慎重に
- 車内引き込みにはオプションコネクターの活用が有効
工夫しながら装着を進めれば、初心者でも比較的きれいに取り付けが可能です。ただしDIYはリスクも伴うため、不安な場合は専門店に相談されるのが安心です。
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