ホンダジャイロXのウィンカースイッチボックスを外したい人へ:代替レバーと配線処理のポイント

カスタマイズ

ホンダジャイロX(TD01)をカスタムする中で、純正のスイッチボックスを取り外してハンドル周りをスッキリさせたいと考える方は少なくありません。特にウィンカーやスタータースイッチのあるボックスが気になる方に向けて、代替パーツの選定や注意点を解説します。

純正スイッチボックスを外すときに知っておきたいこと

ジャイロXに標準装備されているスイッチボックスは、ウィンカー、ライト、スターターなどの操作を集約しています。これを外すということは、これらの機能を別の方法で確保する必要があるということになります。

そのため、スイッチ移設や機能の分離を前提としたカスタムが必要です。また、ハーネスの加工も発生するため、電装系の基本知識があることが望まれます。

代替となるブレーキレバーセットの選び方

ジャイロXは前後ともドラムブレーキ仕様で、左右ともブレーキレバーが必要です。しかし、汎用品として市販されているのはクラッチレバー(左)やマスターシリンダー用(右)が多く、2本ともブレーキ対応のレバーは限られています。

そのため、左右ブレーキ対応のミニバイク用レバーセット(モンキー、エイプ、リトルカブ用など)を流用する方法が有効です。特にドラム用ホルダーが左右セットになっている製品を選びましょう。

スイッチ機能の移設方法とおすすめパーツ

スイッチボックスを取り外した場合、以下のような対応が必要です。

  • ウィンカー:ミニスイッチや中華製の独立スイッチパネルを使用
  • スターター:プッシュ式スタータースイッチ(防水仕様推奨)を別設置
  • ライト切替:常時点灯か別スイッチで切り替え設計

たとえば、DAYTONAやPOSH、汎用電装パーツを扱うメーカーの製品から選ぶと、品質も安定しています。配線の取り回しには自己融着テープや熱収縮チューブでの処理を忘れずに。

注意点:保安基準と整備性への配慮も忘れずに

カスタムによって保安基準(道路運送車両法)に抵触しないよう注意が必要です。ウィンカーやライトの操作ができない、スターターが露出して危険、などの状態は車両の公道走行に支障をきたします。

また、将来的に車両を売却する予定がある場合は、純正スイッチボックスとハーネス類を保管しておくと安心です。

実例:スイッチレス仕様にしたカスタム事例

カスタム系YouTuberなどで、ハンドル周りをスイッチレスにしたジャイロXの事例があります。例として、ハンドルはモトクロスタイプ、ウィンカーは左スイッチ、スターターは右グリップ下に配置、という構成にしたケースがあります。

このような車両は配線が見えにくい位置に隠されていて、美観も良く、オフ車テイストに仕上がっています。ただし、やはり電装トラブルのリスクや整備性の悪化は念頭に置くべきです。

まとめ:美観と機能のバランスを意識したカスタムを

ホンダジャイロXのスイッチボックスを外したい場合、単に見た目だけでなく、機能面と安全性の確保も必要です。ブレーキレバーの左右対応製品を活用し、ミニスイッチなどで操作性を維持しつつ、自分だけのハンドル周りを作り上げましょう。

初心者であれば、バイクショップに相談しながら進めるのも一つの手です。電装カスタムは自由度が高い分、確実な知識と丁寧な施工が求められる領域です。

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