自動二輪の教習中に補習が続くと、自信を失ったり『自分にはセンスがないのでは』と不安になったりするものです。しかし、バイク教習では補習を経験する人は珍しくありません。特にスラロームは多くの教習生が苦戦する課題のひとつです。この記事では、補習になったときの考え方やスラローム上達のコツについて解説します。
補習が続いても教官は呆れていない
まず知っておきたいのは、補習になったからといって教官が呆れているわけではないということです。教習所には毎年さまざまなレベルの教習生が通っています。
運動経験が少ない人や自転車にあまり乗ってこなかった人、初めてクラッチ操作を経験する人など、スタートラインは人それぞれです。
教官の仕事は上手な人を褒めることではなく、安全に免許を取得できるようサポートすることです。
スラロームが苦手な人によくある原因
スラロームで苦戦する人の多くは、実は技術不足というより恐怖心が原因になっています。
特に『転びたくない』『速度を出すのが怖い』という気持ちが強いと、無意識にアクセルを戻しすぎたり、視線が近くなったりします。
| よくある失敗 | 原因 |
|---|---|
| 曲がりきれない | 視線が近い |
| ふらつく | 速度不足 |
| パイロンに近づきすぎる | 次の進路を見ていない |
| 足をついてしまう | 半クラッチやリアブレーキの不足 |
意外ですが、バイクはある程度速度があった方が安定します。
スラローム上達のコツ
スラロームでは『パイロンを見る』のではなく『次に向かう場所を見る』ことが重要です。
視線が遠くなると自然に身体もバイクもそちらへ向かいます。
- パイロンではなく出口を見る
- 肩の力を抜く
- ニーグリップを意識する
- アクセルを一定に保つ
- リアブレーキで速度調整する
特に教習車は重いため、腕で曲げようとすると余計に操作が難しくなります。
下半身で車体を支え、上半身はリラックスすることを意識してみましょう。
立ちゴケを過度に恐れなくていい理由
教習中に立ちゴケを経験する人は少なくありません。実際に教習所のバイクには転倒を想定したガードが装着されています。
もちろん転ばないに越したことはありませんが、『絶対に転んではいけない』と思うほど身体が硬くなり、操作ミスにつながることがあります。
多くのベテランライダーも初心者時代に転倒を経験しています。失敗を恐れすぎず、正しい操作を身につけることに集中する方が上達は早くなります。
補習は恥ずかしいことではない
教習所では一発で全課題をクリアする人もいれば、何時間か補習を受ける人もいます。
しかし免許取得後に重要なのは『何時間で卒業したか』ではなく、『安全に運転できるか』です。
実際、補習を経験した人の中にも卒業後にツーリングや通勤で長くバイクを楽しんでいる人はたくさんいます。
教習中の数時間の差は、数年後にはほとんど気にならなくなるでしょう。
まとめ
自動二輪の教習で補習になることは決して珍しいことではありません。特にスラロームは多くの教習生が苦戦する課題です。
視線を遠くに向けること、速度を怖がりすぎないこと、下半身で車体を支えることを意識すると改善しやすくなります。
教官は補習の回数ではなく、安全に運転できる技術が身につくことを重視しています。焦らず一歩ずつ経験を積み重ねれば、必ず上達していけるでしょう。

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