スバル・フォレスターSJGは、ターボエンジンと高い走行性能を兼ね備えたSUVとして多くのファンに支持されていますが、乗っているうちに「もっと安定感を高めたい」「スポーティさを足したい」と感じる方も少なくありません。この記事では、車高調整やタワーバー、タイヤサイズの変更など、乗り心地や安定性を向上させるためのカスタムについて初心者向けに解説します。
まず確認したい:フォレスターSJGの標準特性
SJGはスポーティな2.0LターボとシンメトリカルAWDの組み合わせにより、SUVらしからぬ加速と操縦安定性が特長です。とはいえ重心は高めなので、峠道や高速走行時のロール感やフワつきを気にする人もいます。
標準状態でも非常に完成度は高いため、カスタムの方向性をしっかり定めることが重要です。「街乗り快適性重視」なのか「スポーツ走行志向」なのかを意識して選択しましょう。
車高を下げるならサス交換?それとも車高調?
見た目や安定感を狙って車高を下げるなら、ローダウンサスと車高調の2つが主な選択肢です。ローダウンサスは比較的安価で簡易的に車高を落とせる一方、ダンパーとの相性が悪いと乗り心地が犠牲になる可能性もあります。
一方で車高調はダンパーとスプリングがセットになっており、減衰力調整ができる製品も多く、乗り心地と性能の両立がしやすいです。ただし費用は高めで、取り付けや調整の手間も増えます。
剛性アップに効果的なタワーバーとその注意点
前後のストラットタワーバーを装着することで、車体剛性が高まり、ステアリングレスポンスや直進安定性が改善されるケースがあります。特に走行中のねじれを抑えたい人にはおすすめです。
ただし、街乗りメインの人にとっては体感しにくいこともあるので、期待しすぎないことが大切です。社外製品の中には装着によって足回りから異音が出ることもあるため、信頼できるブランドを選びましょう。
タイヤサイズを変えるとどうなる?55→60の影響
純正サイズが225/55R18である場合、これを225/60R18に変更すると、タイヤの外径がやや大きくなり、サイドウォールが厚くなるため、乗り心地の向上や段差のショック吸収性が良くなるという利点があります。
一方で外径アップによりスピードメーター誤差やハンドリングの鈍さを感じる可能性があるため、バランスを重視する必要があります。燃費や走行性能への影響も微細ですが無視できません。
ノーマルが一番という意見もある理由
「ノーマルが一番」という意見は一理あります。なぜなら、メーカーが長年の開発を経てバランス良く設計しているからです。特に家族での使用や通勤・旅行が中心の方には、快適性や耐久性、トータルコストを考えると純正が最適というケースも多くあります。
ただし、個人の好みによってはカスタムで走行フィーリングが大きく改善されることもあり、何を求めるかによって評価が変わってきます。
まとめ:フォレスターSJGのカスタムは目的とバランスが鍵
フォレスターSJGの乗り味や安定感を高めるカスタムとしては、「車高を下げる(サスor車高調)」「剛性アップ(タワーバー)」「タイヤサイズ変更」などがありますが、それぞれにメリットと注意点があります。
まずは、自分が何を改善したいか明確にし、必要な範囲から手を加えることがポイントです。費用対効果を考慮して、段階的に試していくことをおすすめします。
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