ウィンカーのローフラ・ハイフラ状態での公道走行は違法?取り締まりの対象になるケースとは

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ウィンカーの点滅速度が通常より遅くなる「ローフラ」や、異常に速くなる「ハイフラ」は見た目には些細な問題のようにも思えます。しかし公道での安全性に直結するこの現象、実は道路交通法にも関係してくる重要な整備項目の一つです。

ローフラ・ハイフラとは?原因と仕組み

「ハイフラ」とは、ウィンカーの点滅が通常よりも速くなる状態で、電球切れやLED化による電流不足が原因で起こることが多いです。逆に「ローフラ」はウィンカーの点滅が遅くなる状態で、社外品やリレー不具合で起こる場合があります。

これらはいずれも「車両の保安基準」に適合していない可能性があり、安全確認に支障が出るおそれがあります。

保安基準と点滅速度の規定

国土交通省の保安基準では、方向指示器の点滅回数は1分間に60回以上120回以下と定められています。ハイフラは120回を超える点滅、ローフラは60回を下回る点滅に該当し、この範囲を逸脱した場合は整備不良と判断されることがあります。

この点滅速度の異常が、警察の取り締まり対象になる可能性も否定できません。

公道走行時の取り締まりリスク

公道でローフラやハイフラのまま走行していた場合、警察官に見つかると「整備不良車両」として指導・警告を受けたり、違反点数1点・反則金7,000円(普通車)などの処分が下される可能性があります。

特に信号待ちや右左折時の確認でウィンカーが「異常な点滅」をしていると目立ちやすく、職務質問のきっかけにもなりやすいです。

LED化によるハイフラを防ぐには?

LEDバルブに交換したことでハイフラになる場合、ハイフラ防止抵抗ウィンカーリレーの交換が効果的です。正しい抵抗値や車種専用設計のパーツを選ぶことがポイントです。

最近では「ハイフラ対応LEDバルブ」も販売されており、初心者でも簡単に対処できます。

車検への影響と整備の重要性

ハイフラ・ローフラは車検でも不適合となり、不合格になる要因になります。車検時の点検項目に「方向指示器の正常作動」があるため、少しでも異常があれば通過できません。

事前にディーラーや整備工場で点滅数をチェックしてもらうことで、トラブルを未然に防げます。

まとめ:ウィンカーの異常は見逃さず早期対処を

ローフラ・ハイフラは、見た目には小さな問題でも、道路交通法違反や車検不適合、事故リスクに直結する要素です。公道で警察に見つかれば、違反として取り締まられる可能性も十分にあります。

少しでも点滅に違和感があれば、早めに修理・点検を行いましょう。安全運転は細かな整備から始まります。

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