90年代ドリ車ブームの中で、S13やS14シルビアと並んで根強い人気を持つのが20ソアラです。
高級クーペというイメージが強い車ですが、実は1JZ搭載モデルを中心にドリフト界でも長年愛されてきました。
最近では価格高騰も進み、状態の良い個体はかなり希少になっています。それでも「独特のロングノーズ感」や「大排気量FRらしい走り」に惚れる人は今も多いです。
この記事では、20ソアラの前期後期の違い、搭載エンジン、ドリフトでのメリット・デメリットを初心者向けにわかりやすく解説します。
20ソアラとはどんな車?
20ソアラは1986年〜1991年に販売されたトヨタの高級FRクーペです。
当時としてはかなり先進的な装備を持ち、「ハイソカー」として人気を集めました。
しかし現在では、FRレイアウトとターボエンジンの組み合わせからドリフトベース車としても人気があります。
特に人気なのは以下のモデルです。
| 型式 | 特徴 |
|---|---|
| GZ20 | 1G-GTE搭載 |
| MZ20 | 7M-GTE搭載 |
| JZZ30系(30ソアラ) | 1JZ搭載 |
実は20ソアラには純正2JZ搭載モデルはありません。
2J化している個体はエンジンスワップ車両になります。
20ソアラ前期と後期の違い
20ソアラには前期と後期が存在します。
大きく分けると、外装・内装・電装系に違いがあります。
前期型の特徴
- 角ばったデザイン
- テールデザインがクラシック寄り
- 内装が80年代感強め
- デジパネ装備車が多い
前期は“昭和感”が強く、レトロな雰囲気が好きな人に人気があります。
後期型の特徴
- バンパー形状変更
- 細かい電装改善
- 装備がやや現代的
- トラブル対策が進んでいる
後期は中古市場でも比較的人気で、「乗りやすさ」を重視する人に選ばれやすいです。
20ソアラのエンジン種類を簡単解説
20ソアラを語る上でエンジン選びは非常に重要です。
1G-GTE
2.0L直6ツインターボです。
高回転型で音が良く、軽快に回るのが特徴です。
ただし現代基準ではパワー不足を感じる人もいます。
7M-GTE
3.0L直6ターボです。
トルク感が強く、高速域で余裕があります。
ただしヘッドガスケット系トラブルが有名で、整備状態はかなり重要です。
1JZスワップ
ドリフト仕様で非常に多いのが1JZ換装です。
JZX90や100系の1JZを載せ替えることで、一気に戦闘力が上がります。
現在の20ソアラドリ車は、1J化されている個体がかなり多い印象です。
20ソアラでドリフトするメリット
20ソアラ最大の魅力は、ロングホイールベース特有の安定感です。
高速コーナーでは非常に安定し、振り返しも大きくて迫力があります。
また、車格の大きさから“VIP系ドリ車”っぽい独特のかっこよさがあります。
サーキットでは以下のような魅力があります。
- 高速域が安定する
- 見た目の迫力がある
- 直6サウンドが気持ちいい
- 大柄ボディ特有の存在感
シルビア系とはまた違う魅力があります。
20ソアラでドリフトするデメリット
もちろんデメリットもあります。
特に初心者には重さが大きな壁になります。
| デメリット | 内容 |
|---|---|
| 重量級 | タイヤ消耗が激しい |
| 部品高騰 | 純正部品が減少 |
| サイズが大きい | 狭いコースが苦手 |
| 燃費 | かなり悪い |
また、現在は20ソアラ自体が旧車になっているため、維持にはある程度の知識と覚悟が必要です。
S14前期と20ソアラならどっち?
初心者向けという意味では、正直S14の方が扱いやすいです。
軽量で部品も多く、ドリフト向けパーツも豊富だからです。
一方で20ソアラは「好きじゃないと維持できない車」とも言われます。
しかし、好きな車に乗るモチベーションはかなり大事です。
“惚れた車に乗る”というのは、旧車界隈ではかなり重要な要素です。
実際、20ソアラを長年乗り続けている人はかなり愛着を持っています。
今20ソアラを買う時の注意点
現在の20ソアラは完全に旧車です。
購入時は以下を必ず確認した方が良いです。
- 下回りサビ
- AT→MT載せ替え状態
- 公認取得の有無
- エンジンオイル漏れ
- 電装系トラブル
- フレーム修復歴
特に安い個体は、かなり状態が悪いケースも珍しくありません。
できれば旧車やドリ車に詳しいショップで買う方が安心です。
まとめ
20ソアラは、現代ではかなり希少な“ラグジュアリー系ドリ車”です。
前期後期で細かな違いはありますが、どちらも独特の魅力があります。
ドリフト性能だけならS14系の方が扱いやすい部分もありますが、20ソアラにはロングボディ特有の迫力と直6FRの魅力があります。
維持費や部品問題など旧車ならではの苦労はありますが、それでも惚れて乗る価値がある1台と言えるでしょう。


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