自動車のブレーキシステムに欠かせないブレーキフルード。実際、ブレーキオイルと呼ばれることもありますが、なぜ「フルード」と言われるのでしょうか?この記事では、ブレーキフルードとブレーキオイルの違い、そして「フルード」という名称が使われる理由について解説します。
1. ブレーキフルードとは?
ブレーキフルードとは、自動車やバイクなどのブレーキシステムに使用される液体です。この液体は、ブレーキを踏んだ際に加わる圧力を伝える役割を持っています。ブレーキペダルを踏むと、ブレーキフルードがブレーキキャリパーに圧力を伝え、最終的にブレーキパッドとディスクが接触して車両を止めます。
このフルードは、非常に高温でも安定しており、また低温でも凝固しない性質が求められます。特に耐熱性や抗腐食性が重要です。
2. ブレーキオイルとの違い
「ブレーキオイル」という表現も耳にすることがありますが、これは厳密には誤りです。オイルは、基本的に鉱物油や合成油を指し、ブレーキフルードにはそのような成分は含まれていません。ブレーキフルードはオイルと異なり、グリースや油分を含まない液体です。
「オイル」という言葉が使われることがあるのは、ブレーキフルードが油のように流れる液体だからです。しかし、オイルとは化学的に異なるため、正確には「フルード」という表現が適切です。
3. なぜ「フルード」と呼ばれるのか?
ブレーキフルードは、「フルード(fluid)」という言葉が示す通り、液体です。フルードという言葉は、英語で「流体」を意味し、特にオイルと異なる液体に対して使われます。ブレーキフルードは、油ではなく特殊な液体であるため、「オイル」と混同せず、「フルード」と呼ばれるようになったのです。
また、フルードという表現は他の自動車の液体、例えばパワーステアリングフルードやトランスミッションフルードにも使われています。これらはすべて「液体」という共通点を持つため、「フルード」と呼ばれています。
4. ブレーキフルードの役割と重要性
ブレーキフルードは、車両の安全性に直結する非常に重要な部品です。ブレーキシステムにおける液体の役割は、力を加えることでブレーキパッドをディスクに押し付け、車を停止させることです。この際、フルードが高温・高圧環境でも効果を発揮し続ける必要があります。
ブレーキフルードの交換や点検を怠ると、ブレーキの効きが悪くなったり、最悪の場合ブレーキが効かなくなる危険性もあります。そのため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
5. まとめ:ブレーキフルードとは?
「ブレーキフルード」と「ブレーキオイル」の違いは、主に化学的な性質の違いにあります。ブレーキフルードはオイルではなく、特定の液体を指し、ブレーキシステムにおける圧力伝達を担う重要な役割を果たします。
日常のメンテナンスや交換を通じて、安全な運転を支えるこの液体の重要性を再認識しましょう。

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