アメリカンスタイルの代表格「ドラッグスター400」は、その独特なスタイルとカスタム自由度の高さで多くのバイクファンを魅了しています。特に「ニューロッドカスタム」は、ローダウン仕様やワイドハンドルなど見た目のインパクトが強い分、実際の乗りやすさに不安を感じる方も多いようです。今回は、身長164cmのライダーがニューロッド仕様のドラッグスター400に乗る場合のポイントや注意点について詳しく解説します。
ドラッグスター400の基本スペックと足つき
ドラッグスター400はシート高が約670mmと非常に低く、身長160cm台のライダーでも足つき性に優れています。ノーマル車両であれば、両足がしっかりと地面に着くため安心して停車できます。
しかし、ニューロッド仕様などで大幅にローダウンされている場合、逆に地面に足がべったりつきすぎてヒザが極端に曲がり、長時間の運転で疲れやすくなるケースもあります。
ニューロッドカスタムとは?特徴と乗り味の変化
ニューロッドとは、ロングフォーク化・ローダウン・ワイドタイヤ化などによってロー&ロングスタイルを強調したカスタムスタイルです。このスタイルは見た目の迫力が魅力ですが、次のような影響があります。
- ハンドル位置が遠くなる傾向
- ステップ位置が前方になる
- Uターンや低速旋回がしにくくなる
つまり、体格が小さい人にとっては「見た目は良いけど操作しにくい」と感じる場合があるのです。
身長164cmでハンドルに手が届くか?
ニューロッド仕様のハンドルが「ワイドドラッグバー」や「エイプハンドル」のような極端なタイプの場合、手を伸ばしても遠く感じることがあります。一般的には身長165cm前後がボーダーラインと言われていますが、腕の長さや体格にもよります。
現車確認が可能であれば、またがってハンドルやステップに無理なく届くかチェックするのがベストです。ハンドルやステップ位置は変更も可能なので、気に入った車両であれば購入後に体格に合わせて微調整する方法もあります。
実例:160cm前半のライダーがニューロッドに乗る場合
たとえば、身長161cmの男性ライダーがニューロッド仕様のドラッグスターに乗っている例では、ハンドルが遠くて肘が伸びきってしまい、長距離では疲れやすかったとの声があります。
その後、ハンドルを手前にオフセットする「プルバックライザー」を取り付けることで快適なポジションに改善できたと報告されています。
購入前に確認すべきポイント
- 必ず現車にまたがってポジションを確認
- ハンドルとステップの位置に無理がないか
- 必要があれば購入後にカスタム変更が可能かショップに相談
加えて、シートが広すぎて腰の位置が定まらない車両もあるため、着座位置も重要です。
まとめ:見た目と実用性のバランスを大切に
ドラッグスター400のニューロッド仕様は非常にかっこよく、所有欲を満たしてくれるバイクです。ただし、身長164cmのライダーにとってはハンドル位置やステップ位置の確認が欠かせません。現車確認と細かなポジション調整によって、自分に合った快適な乗り味に仕上げることができるでしょう。バイクは見た目だけでなく「扱いやすさ」も大切な要素。無理のない姿勢で、安全に楽しめる1台を見つけてください。
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