シャドウ400がセルは回るのにエンジンがかからない原因と対処法|バッテリーやチョークのチェックポイント

車検、メンテナンス

愛車が突然エンジン始動しなくなった経験は、多くのライダーが一度は通る道です。特にシャドウ400(NC34)のようなキャブレター車では、寒さやバッテリーの状態に敏感なことも。この記事では、セルは回るのにエンジンがかからない場合の原因とその解決策を詳しく解説します。

バッテリー電圧12Vは低い?正常値との比較

バッテリーの電圧が12.0Vというのは、一般的には”限界”とされる数値です。満充電であれば12.6V以上あるのが理想で、12.2Vを下回ると始動不良を起こしやすくなります。

セルは回るものの、点火や燃料供給に必要な電力が足りない可能性があります。ときどき一瞬点火するという現象も、まさに電力不足が原因と考えられます。

チョークの使い方と注意点

キャブレター式のバイクではチョークの使い方がとても重要です。長期間使っていない場合や寒い季節には、エンジンが冷えており、燃焼が不安定なためチョークをしっかり引く必要があります。

ただし、”思いっきり”引いた状態で長時間回し続けると、プラグがかぶってしまい、逆に始動が難しくなることもあります。

ブースターケーブルで始動できない理由

車のバッテリーとつないでもエンジンがかからない場合、以下の可能性が考えられます。

  • ケーブル接続が不十分
  • バッテリー自体が劣化して蓄電能力がない
  • セルモーターには電力が届いているが、点火系統には不足している

なお、ブースターで一時的にエンジンをかけても、バッテリーがダメな状態ならすぐ止まってしまいます。

一晩寝かせて回復するのか?

基本的にバッテリーは化学反応で電力を生み出しているため、放置しても自然回復することはありません。ただし、一度充電器でフル充電すれば回復する場合もあります。

バッテリー充電器(フルオートタイプ)を使って12.6V以上まで充電し、その上で始動できるか確認しましょう。数時間〜一晩の充電が必要です。

セルは回るがかからない時のチェックリスト

  • バッテリー電圧:12.6V未満なら要充電または交換
  • チョークの使用:引きすぎない、適度な時間で戻す
  • プラグの点検:かぶり、汚れ、火花の有無
  • ガソリンの供給:燃料コックやフィルターの詰まり確認

特に冬場や久々に乗る場合は、燃料が古くなっていることもあるため要注意です。

まとめ|バッテリー交換の判断とその後の対応

今回のような症状であれば、まずはバッテリーのフル充電を試す価値があります。ただし、充電しても電圧が上がらない、すぐに落ちるようであれば寿命の可能性が高く、バッテリーの交換が必要です。

また、始動後もすぐにエンストするようなら、キャブの詰まりや燃料供給系の問題も疑いましょう。定期的なメンテナンスと簡易な点検を心がけることが、愛車を長持ちさせるコツです。

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