SR400はそのクラシックな魅力とカスタム自由度の高さで長年愛されているバイクです。その中でも人気のカスタムの一つが「520コンバート」。チェーンとスプロケットを純正より細い規格に変更することで、乗り味やメンテナンス性に違いが出ます。本記事では520コンバートのメリットや注意点、素材ごとの耐久性について詳しく解説します。
そもそも520コンバートとは?
SR400の純正チェーンサイズは530規格ですが、これをより軽量な520規格に変更することを「520コンバート」と呼びます。チェーンの厚みと幅が小さくなり、駆動系の軽量化が期待されるカスタム手法です。
主にスプロケットとチェーンの3点セットが必要で、多くのメーカーから専用セットが販売されています。初めての方はセット購入が安心です。
520コンバートのメリットと走行性能
520コンバートの最大のメリットは、軽量化による加速性能の向上です。特にストップ&ゴーが多い街乗りでは効果を体感しやすくなります。
また、チェーンの回転抵抗が減ることでスロットルレスポンスが向上し、より軽快な走りが可能になります。ワインディングなどでも扱いやすくなるため、ツーリング派にも好評です。
アルミ製スプロケットの耐久性は大丈夫?
520コンバートキットには軽量なアルミ製リアスプロケットが含まれていることがありますが、鉄製に比べるとやはり耐久性では劣ります。
目安として、鉄製スプロケットは20,000〜30,000km持つのに対し、アルミ製は10,000km前後で摩耗が進むケースもあります。ただし、メンテナンスや乗り方次第で大きく変動します。
520コンバートはコスト的にお得?
セット価格はおおよそ1万〜2万円程度で、530チェーンに比べて劇的に高価というわけではありません。また、520規格のチェーンは汎用性が高く、交換時のパーツ代も安価になる傾向にあります。
長期的に見ると、消耗品の交換頻度は多少増える可能性がありますが、パーツ単価の安さや軽快なフィーリングを考えると十分に検討の価値があります。
ユーザーの口コミと実際の変化
実際に520コンバートを行ったSR400ユーザーの声では「低速トルクが扱いやすくなった」「加速が滑らかになった」などの評価が多く見られます。
一方で、「耐久性に不安があるため鉄スプロケットに交換した」「オフロード寄りの使い方には向かない」といった意見もあり、使用目的に応じた選択が重要です。
まとめ:520コンバートはSR400をもっと楽しむカスタム
520コンバートは、軽快な走りを手に入れたいSR400ライダーにとって非常に魅力的なカスタムです。アルミ製スプロケットの耐久性には注意が必要ですが、軽量化とフィーリング向上を重視するならぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
初めての方はセットでの購入と、定期的なチェーンメンテナンスの実施が安心への近道です。
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