新型フリード走行中の「ビビビ音」は異常?原因と対策を詳しく解説

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新型フリードで高速走行中に窓を少し開けた際に聞こえる「ビビビ」という音について気になっている方も多いのではないでしょうか。これは構造上の特徴や空気の流れが関係している可能性が高く、必ずしも車両の不具合とは限りません。本記事では、このような音の原因や対策方法について詳しく解説します。

80km/h前後で窓を少し開けた時に発生する風切り音とは?

多くの車種において、窓をわずかに開けて高速走行すると独特の「ビビビ」「ゴォー」というような音が発生することがあります。これは車内と車外の気圧差によって生じるヘルムホルツ共鳴と呼ばれる現象です。

特に、新型フリードのようにボディ形状やウィンドウの形状が共鳴しやすい設計になっている場合、こうした音が強調されやすい傾向があります。

新型フリード特有の構造が影響している可能性

新型フリードは空力性能と室内空間の広さを両立させたデザインとなっており、ドア形状やウィンドウのシーリングの仕様も音の伝達に関与します。過去モデルと比較しても、遮音性能が高まっているため、わずかな振動や音でも目立ちやすくなっています。

また、近年の車両は軽量化が進んでおり、ドアパネルや窓ガラスが以前より薄くなっていることも音の発生原因に関係している可能性があります。

他の車種と比較しても異常ではないのか?

多くのミニバンやセダンでも、窓を少し開けた状態で走行中に「うねり音」や「ビビビ音」が発生することは珍しくありません。特に1枚だけ開けた場合は共鳴が強くなることがあり、左右の窓を少しずつ開けてバランスを取ることで緩和できることもあります。

例えば、トヨタのシエンタや日産セレナでも同様の事例が報告されており、必ずしもフリードに限った現象ではありません。

「ビビビ音」が気になる場合の対策

以下のような工夫で音の発生を緩和・回避することが可能です。

  • 開ける窓を1枚ではなく、前後1枚ずつ開けて空気の流れを作る
  • ウィンドディフレクター(バイザー)を装着して風の流れを変える
  • 窓を完全に閉めるか、逆にもう少し大きく開けて共鳴を防ぐ

特にウィンドディフレクターはディーラーオプションとしても設定があるため、検討する価値はあります。

異音かどうか見極めるポイント

単なる空気共鳴による音と、機械的な異音を区別することも重要です。例えば。

  • 窓を閉めた状態でも音が続く場合 → 機械的な不具合の可能性あり
  • 車速や風向きに関係なく常に発生 → 異物や構造部品の緩みの可能性

これらに該当する場合は、念のためディーラーで点検を受けることをおすすめします。

まとめ:異常ではなく仕様によるケースが多い

新型フリードで発生する「ビビビ音」は、多くの場合構造上の風切り音や共鳴音であり、機械的な不具合ではないケースがほとんどです。音の性質を理解し、必要に応じて対策を講じれば快適にドライブを楽しむことができます。

もし不安がある場合は、最寄りのディーラーに相談して点検を受けると安心です。車種特有の性質も考慮しつつ、ベストな対策を検討しましょう。

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