FZR400R(87年式)の燃料タンクが劣化してしまい、交換を考えている方も多いでしょう。特に、タンクの穴が開いてしまった場合や、修復が難しい場合は、交換を検討する必要があります。しかし、250ccのタンクが多く出回っている中で、400ccのタンクはほとんど見かけないのが現実です。この記事では、250ccタンクを流用する際の注意点と簡単な加工方法について解説します。
250ccタンクをFZR400Rに流用するためのポイント
FZR400Rに250ccのタンクを流用する場合、いくつかの要点を押さえておく必要があります。まず、タンクの形状や取り付け位置が適合するかを確認しましょう。250ccタンクは物理的にサイズが小さく、FZR400Rのフレームにポン付けできるかどうかは疑問が残ります。
タンクのサイズが小さい場合、燃料容量が不足する可能性があるため、交換後の走行距離や使用用途に支障が出ることも考慮しなければなりません。さらに、燃料タンクの形状によっては、フレームや周辺部品に干渉することがあります。
250ccタンクの流用に必要な加工
250ccタンクをFZR400Rに流用するためには、簡単な加工が必要になることがあります。最も一般的な加工は、タンク取り付け部の調整です。FZR400Rのフレームと250ccタンクの取り付け部の形状や位置が異なるため、取り付けブラケットを調整するか、場合によっては新たにブラケットを作成する必要があります。
また、燃料ポンプやホースの接続部分も異なることがあるため、タンクを取り付ける際に配線やホースの長さ、接続部分を調整する必要があります。これらの作業は一度タンクを取り外し、確認しながら進めることが重要です。
タンク交換時の注意点
タンク交換時には、燃料システム全体をチェックすることが重要です。タンクの交換だけでなく、燃料ポンプやフィルター、ホースの状態も確認し、必要に応じて交換しましょう。
また、タンクを取り付ける際には、タンクの密閉状態を確保することが大切です。タンクがしっかりと取り付けられていないと、燃料漏れや振動によるタンクの損傷が発生する可能性があります。
代替タンクを探す方法
ヤフオクなどのオンラインマーケットで250ccタンクが多く出品されているのは事実ですが、FZR400Rに合う400ccタンクが見つからない場合、他のバイクのタンクを流用する方法も検討できます。例えば、FZR250やR1-Zなど、同じフレームのシリーズからタンクを探してみると良いでしょう。
また、中古パーツ専門店やバイクショップでの問い合わせも有効です。場合によっては、修理が可能なタンクを探すことができるかもしれません。
まとめ
FZR400Rに250ccのタンクを流用することは可能ですが、取り付けには加工が必要です。タンクの形状や取り付け位置の確認、燃料システムの調整など、慎重に作業を進めることが大切です。また、タンクの交換時には他の部品の状態も確認し、安全な運転ができるように整備しましょう。
もし、自分での作業が不安な場合は、専門のバイクショップに依頼することも検討すると良いでしょう。
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