ヤマハ RZ50(RA01J)でセルを回してもエンジンがかからず、押しがけではエンジンがかかるというトラブルに直面している場合、いくつかの原因が考えられます。本記事では、考えられる原因とその対策について詳しく解説します。
セルでエンジンがかからない主な原因
1. バッテリーの電圧不足
セルを回してもエンジンがかからない場合、まず疑うべきはバッテリーの電圧不足です。押しがけでエンジンがかかるなら、バッテリーの出力不足が原因の可能性が高いです。
確認方法:
- テスターを使用してバッテリー電圧を測定(12V以上あるか確認)
- ライトやホーンが通常通り作動するか確認
対処方法:
- バッテリーの充電を行う
- バッテリーの寿命が近い場合は交換
2. セルモーターの不良
バッテリーに問題がない場合は、セルモーターの不良が考えられます。スターターリレーの作動音がするかどうかを確認しましょう。
確認方法:
- セルボタンを押したときに「カチッ」というリレー音がするか
- セルが回ろうとしているが、弱々しい場合
対処方法:
- セルモーターのカーボンブラシの摩耗を確認
- セルモーターの交換やオーバーホール
3. スターターリレーの不良
セルモーターではなく、スターターリレーが原因でセルが回らないこともあります。リレーが作動していないと、セルモーターに電気が流れません。
確認方法:
- セルボタンを押しても「カチカチ」という音がしない
- リレーに直接電源を供給してみる(自己責任でテスト)
対処方法:
- スターターリレーの交換
- リレーの接点を清掃
4. イグニッション系のトラブル
押しがけでエンジンがかかるがセルではかからない場合、イグニッション系のトラブルも考えられます。
確認方法:
- スパークプラグの点火をチェック
- CDIやイグニッションコイルの作動を確認
対処方法:
- スパークプラグの交換
- CDI・イグニッションコイルの点検と交換
5. セルスイッチの接触不良
セルスイッチが汚れていたり、接触不良を起こしているとセルが回らないことがあります。
確認方法:
- セルスイッチを押しても反応しない
- スイッチ周辺を清掃すると改善する場合がある
対処方法:
- セルスイッチの接点清掃
- スイッチの交換
まとめ
RZ50(RA01J)のセルでエンジンがかからず、押しがけでかかる場合は、以下の点をチェックしましょう。
- バッテリーの電圧が十分か
- セルモーターが正常に動作しているか
- スターターリレーに異常はないか
- イグニッション系の不良がないか
- セルスイッチの接触不良がないか
原因を特定し、適切な対策を行うことで、セルでのエンジン始動を回復できる可能性が高いです。早めに点検し、必要なら部品交換を行いましょう。
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